建築家 の設計した建物の現場。
工事は進行中です。
設計時に建て主さんと話していた内容で、
建物を大きく見せたい。
採光条件と風景を切り取るポイント。
2階バルコニーが幹線道路側にあり、
一階をショップとして使うので、
視線を遮り、生活感を見せないようにしてほしい。
でも閉鎖的にはしたくない。
と課題をいただきました。
色々考えた結果、
シンプルにバルコニーの壁の高さを通常より高く計画し、
道路側から2階バルコニーの物干しスペース、
LDKの窓をまったく見えないようにしました。
それだけなら閉鎖的になってしまいますが、
道路側からは見えないけれど、室内からは視線が抜けるように
バルコニーの壁部分にスリット(横長の穴)をつくり、
通常の窓とは別に、
椅子に腰をおろした際に空が見える高さに窓を計画、
設計に基づいた位置に窓が付いていることを確認しに現場へ・・・・・。
一見閉鎖的に思えますが、
建築家の狙い通り視線が抜け、
椅子に腰をおろすとバルコニーの壁をうまくかわして、
広い空を望む事ができ、開放感抜群。
いい感じに仕上がってきました。
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