奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

建築本体、建物の印象と・・・外構(庭)での印象の違い、双方の融合と付加価値で暮らしのイメージも見える風景として佇まいも良い意味で変化するように、イメージと心地よさとして外構での素材選定も大事。

2019年02月03日 | 建築家 設計の仕事 監理の仕事

注文住宅・マイホーム・住宅設計

デザイン・インテリア・お問い合わせ・ご相談

やまぐち建築設計室ホームページ

http://www.y-kenchiku.jp/

※外構(庭園)計画での全体デザインCG提案図

 

建築の空間に外構要素(庭)での味わい・・・・・。

素材の魅力をデザインして

建築とのイメージの連動色々と。

※CG提案後の実際の工事完成写真

 

 

どんなテイストにも合わせられる、

変幻自在で自由な「天然木」で

空間の利用価値もイメージも

場所の価値を高める空間として、

仕上げが出来る様に・・・・・。

※CG提案後の実際の工事完成写真

 

 

庭で使う材料は、

紫外線や風雨にさらされるため

耐久性が求められますよね。

天然木は他の材料に比べると、

耐久性が今ひとつのため敬遠されがちですが、

他にはない魅力がたくさんある材料です。

※CG提案後の実際の工事完成写真

 

 

天然木の基礎知識と、

その魅力を最大限に引き出す

アイデア色々と・・・・・。

 

※CG提案後の実際の工事完成写真

 

天然木は建築やインテリアなど、

さまざまな場面で常に人気の材料ですが、

屋外環境では

どうしても劣化のスピードが気になります。

 

天然木を劣化させる主な要因は紫外線と水分。

紫外線により表面が劣化していき、

ひびわれやささくれ、

色の変化を起こしますから。

 

そして天候による水分条件の変化で、

乾燥収縮を繰り返し、

反りなどが発生します。

 

風通しが悪く水分が停滞する場所では、

木材を腐朽させる菌により

内部からの腐りが生じてきたり・・・・・・。

 

紫外線によるひびわれやささくれ、

乾燥収縮による反りは

決定的な崩壊にはつながりませんが、

腐りの有無は、

安全性のために要確認すべきポイント。

 

屋外で使う木材は大きく

ハードウッドとソフトウッドに分けることができます。

ハードウッドは熱帯広葉樹の材木を指し、

ソフトウッドは針葉樹の材木を指します。

 

その名のとおり、ハードウッドは硬く、

ソフトウッドは柔らかい材質をしています。

 

ハードウッドと呼ばれる

熱帯広葉樹は長い年月をかけて、

少しずつ大きく太くなっていきます。

 

そのため非常に密度が高く、

重く硬い材となります。

無塗装でも強い耐久性を持ち、

ソフトウッドと比べると

容易なメンテナンスで長く使えるため

近年高い人気があります。

でも・・・その代わり価格はどちらかといえば高く、

硬く重いため工事の際の「施工性」に劣ります。

 

無塗装の状態でも褐色なのが特徴で、

これは木材にもともと含まれている

ポリフェノールの色です。

デッキやフェンスを施工(工事)して

しばらくの間はこのポリフェノールが

雨水に染み出していき、

地面を汚すことがありますが、

数ヶ月すれば落ち着いていきます。

施工当初の褐色は、

時間とともに落ちていき

シルバーグレーのような味へと変化していきます。

この色は天然木ならではの味わいで、

人気の理由の一つ・・・・・。

無塗装の状態でも使えるので、

毎年の塗り替えは特に必要ありません。

 

紫外線の影響で

表面のささくれなどは起きますが、

内部が腐ることはなかなかありません。

表面の劣化が気になる場合は、

やすりなどを用いて

表面を整えれば滑らかな質感が復活しますよ。

 

そして、その逆での特徴のソフトウッド・・・・・。

 

まっすぐに、早く成長する針葉樹の材(SPF材)は、

材木として重宝されてきました。

材は柔らかく加工が容易で、

価格もお手頃なのが特徴。

 

その代わり屋外での使用では

メンテナンスが必要不可欠・・・・・。

現在ソフトウッドを屋外で使用する場合は

ACQ注入材が主流。

 

防腐剤を加圧注入したもので、

もともとは白っぽい材が

やや緑がかった色合いをしています。

加圧注入しているので、

表面に塗装をするだけのものよりも

内部まで浸透しています。

 

それでも実際には、

ハードウッドの耐久性には勝てません。

こまめに木材を保護する役割を持つ

塗装をし直すことで、

耐久性を保yすイメージです・・・・・。

 

きちんとメンテナンスを行い、

施工(工事)する場所は、

なるべく風通しを確保して、

じめじめした状態を避けるようにすれば、

ソフトウッドでも長く使用できますから。

 

ハードウッドもソフトウッドもそれぞれの特徴を理解し、

適切なメンテナンスを行うことが大切です。

見た目の風合いやメンテナンスの有無、

価格の差によって、

勿論最終は「どのような使い方」を優先するのか?

という部分を視野に、

どちらの材を選ぶかを検討すると良いと思いますよ。

 

勿論「こちら側」からの提案も一つの参考。

 

共通する魅力として、

天然木の魅力は温かみのある風合があるという事。

また加工が容易なので、

さまざまなデザインに対応できて

イメージの創出としてのアイテムに

利用できる場も幅広く、

構造材から化粧材まで、

壁や床から天井まで使用できます。

 

色々なシーンとトーンで使える材料。

アイデア次第でどんな空間でも作れるのが

木材の強みです。

そんな天然木の魅力を生かした庭として

パーゴラからデッキまで

トータルデザインで

さまざまな形で利用できる木材を活用して、

庭にもうひとつの部屋を造る事も

価値のある暮らしにつながりますよ。

 


塗装をすればそれらは印象を変えます。

濃いブラウンならば落ち着いた雰囲気に。

天然木を使ったフェンスは厚みがなく、

板と板の間を調整できるため、

ブロック塀よりも圧迫感を感じません。

そのため濃い色合いでも

重たくなりすぎずに空間をつくることができます。

なので、「それら」は

雰囲気に合わせて

ホワイトやグリーンの塗装にすると

カントリー風に早変わりしたり・・・・・。

 

水溶性のものではなく

油性の塗料を使うと

色がしっかりと乗りますし、

油性の塗料は表面に膜をつくるので、

時間が経つと剥がれてきてしまいますが、

1〜2年程度で塗り直しをすると

きれいな状態を保てますよ・・・・・。

 

内装材でもそうなのですが、

経年変化の味わいを意識する事で

もう一つの側面からの印象へのアプローチも。

 

天然木は時間とともに

劣化してしまうということが

最大のネックですが、

経年変化を味わいとして受け入れられれば、

こんなにおもしろい材料はありませんよ。

 

経年変化を楽しみたいならば、

ソフトウッドよりも

ハードウッドがおすすめです。

無塗装の状態でも腐りにくく長く使えるために、

経年変化の色合いをそのまま楽しめます。

 

完成当初のキレイなブラウンも魅力的ですが、

色が抜けたあとの

シルバーグレーの色合いも、

人工物にはない趣がありますから・・・・・。

 

古材でアンティークなファニチャーとしての

利用価値もありますよ。

 

天然木の古材という選択。

古いパレットや足場板は、

新品の材木には出せない風合いがありますから。

そういったパレットを使って

テーブルとベンチをつくると

自宅の庭にも、

公園のイメージも・・・・・。

 

建築やインテリアで

常に人気のある天然木ですが、

庭も天然木を使った設計にすることで、

住空間をトータルでコーディネートできますから。

 

家の構成と生活環境で変わる「モノゴト」を

丁寧に考えながら

住まいの設計と暮らしのカタチを

上質に心地からデザインするように。

 

注文住宅の設計デザイン・ご相談、

ご連絡はホームページお問い合わせから。

 

Produce Your Dream>>>>>>>>>>>>>---------------------
建て主目線+αの提案・・・「建築と住まい手とその暮らしを豊かに」
建築設計事務所 建築家 やまぐち建築設計室ホームページ 
http://www.y-kenchiku.jp/
 住まいのご相談「ご依頼」はお気軽にホームページからどうぞ
「無料相談のお申込み・御相談・問い合わせ」
http://www.y-kenchiku.jp/
#新築 #建て替え #中古住宅 #間取り #相談 #土地取得の相談
#リフォーム #二世帯住宅 #ビフォーアフター #住みやすい家
#ウッドデッキ #シンプルナチュラル #スリット #和風 #シンプル
#純和風 #モダン #和モダン #インテリア #リホームプラン
#住宅 #木の家 #二階建て #平屋 #デザイン #設計 #建築家のリフォーム
「住まいを設計するという事は暮らし方を設計するという事」
木の家・設計・建築家・建築士・設計家・奈良県・橿原市・新築
奈良 中古住宅 リフォーム リノベーション 家 新築 平屋住宅
デザイン 2階建て 豪邸 高級住宅 建築家の設計デザイン 豪邸設計
狭小住宅 数寄屋住宅 設計デザインのお問い合わせ、ご依頼はホームページお問い合わせから
 --------------------------------------------------<<<<<<<<<

 

 

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 建築空間のデザイン構成とア... | トップ | アーキオロジーからアーキテ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

建築家 設計の仕事 監理の仕事」カテゴリの最新記事