理想のマイホームに近づけるための発想にも
色々とアイデアの存在が必要になります。
※川の中州のように道路に挟まれた土地での計画・北側の先端部分は道路とほぼフラット
※川の中州のように道路に挟まれた土地での計画・西側についても道路とほぼフラット
質の良い設計とデザインで
人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。
※川の中州のように道路に挟まれた土地での計画・南側・東側は道路には高低差あり・土地はほぼ水平で傾斜部のあるカタチ
ただし、家を考える前に
土地の取得や土地のイメージについても
考えておく必要があります。
※実際に土地の利点を活用してデザインした住まい・過去事例
※実際に土地の利点を活用してデザインした住まい・過去事例
※道路の斜線制限等を考慮して平屋建てのフォルムでまとめ高低差をメリットに視界を調整したデザインに
僕のアトリエへ
住まいのご相談に来られる方も
4割ほどの方は土地取得前からのご相談です。
※夜間は室内の灯りが漏れる事で防犯灯を兼ねる仕掛け・窓ガラスには特殊なコーティング
つまり、土地活用や探しも一緒にアドバイスしながら
家造りを行うという事です。
※土地南側の水平部分を活用しアウトドアスペースにデザイン・アウトドアキッチンも備えたカタチ
※道路との高低差・中州のような特殊な土地の状況も考え方次第で価値を高めることが出来ます
※内部空間は外側とは逆転させてシンプルモダンな白と淡い色を基調に黒をアクセントとしたコーディネートに
なので今回は土地探しの中でも
土地のカタチについて
少しだけ触れてみたいと思います。
意外と良いかも知れない不整形の土地。
周辺環境や交通の利便性に優れたエリアで、
割安に土地を手に入れる
方法になるケースもあります。
不整形な土地とは、
いわゆる形が正方形、
長方形でない変形地や
高低差があるような土地などです。
一見、建築が難しそうに見えるため
売れ残る事も有り
割安になる場合があります。
確かに、ある程度の規格が決まっている
メーカー住宅(ハウスメーカー)にとっては
建築しにくい土地ですが、
建築の自由度が高い注文住宅の場合は、
さほど苦にならない場合があります。
変形地とは三角形や五角形、
台形など、
正方形や長方形でない変則的な形の土地です。
このような土地に、
基本的には正方形に近い敷地を前提とした
ハウスメーカーや工務店の
規格型住宅を建てようとした場合、
ムダなスペースができるなど、
土地の利点を活用し、
暮らしやすさを意図した家を
建築ができない場合があります。
しかし、設計事務所の
注文住宅の設計においては、
敷地ありきでゼロから設計していくため、
変形地であることはさほど問題となりません。
工事においても
極端な場合を除いては、
変形地だからといって
建築コストが
余分にかかるようことは少ないです。
なお、「変形地は割安」といいましたが、
地域差もあり、
例えば京都の中心部や
大阪市にある俗に「うなぎの寝床」と呼ばれる
間口が狭く奥行きが極端に長い敷地は話が別です。
これも確かに変形地のひとつではありますが、
周辺環境や交通の利便性に
優れたエリア位置するため、
変形地といえども
土地の価格は非常に高くなっています。
旗竿地のメリットと注意点。
旗竿地とは、
竿の付いた旗のように道路に面した
通路(竿の部分)が狭く、
敷地の奥(旗の部分)が広くなった土地のことです。
もともと大きな一つの土地であったものを、
手頃な2つの土地に分割して売り出す際に、
奥にある土地への通路を設けることで、
このような土地形状になります。
土地の価格の高い地域でも、
よくこういった形で土地が売りにでます。
手前側の形の整った土地より、
坪単価は安く設定されます。
旗竿地は奥まった敷地なので、
必然的に周囲を建物に囲まれますが、
都市部では
このことが逆に静かな住環境に
つながることも多いです。
また、「竿」と「旗」の接点を除けば
周囲から隠れてしまうため、
外観にかけるコストを節約することも
考え方によってはメリットととなります。
気になるのは
太陽の光が周囲の建物に遮られないか?
ということですが、
腕のある建築士・建築家であれば
日照シミュレーションなども検討材料に、
快適な日照取得を
プランしてくれます。
逆に気をつけなければならないのが
隣地との関係。
既に建物があれば、
隣家からの視線や音を
計算することができますが、
これから建設される場合には、
さまざまな状況を
想定しなければなりません。
また、「竿」の部分が狭く
重機入らない場合は、
人力による資材の搬入となるため、
一部のコストバランスを
意識する必要性はあります。
そういった土地を候補とした時点で、
不動産会社だけでは無くて
建築の視点も
キチンと考えておくことが重要です。
そして高低差のある土地も
敬遠されがちです。
そのため、
平らな土地に比べて
比較的土地の単価は
安めに設定されている事もあります。
しかし、長い期間する事を考えた場合は
道路との高低差に対して
建物内の「バリアフリー」同様に
将来的に外部エレベーターを
設置できるような計画性も
スロープに変更できる多様性等
検討要素は
多めに持つ必要があります。
建築の話に戻りますが
高低差をうまく利用した設計をすれば、
逆に面白い
住宅になる場合もあります。
高低差が2m程度であれば、
段差を活用した
スキップフロアや半地下室など、
建築の一部として取り込むことで
コストのかかる
擁壁工事を行わずに
住宅をつくることも考えられます。
また、高低差のある土地は
開けた小高い場所に
立地することが多いため、
眺望に優れ、
十分な採光や通風を得られる
環境でもあることも
優位性がありますよね。
一方、高低差のある土地に
平らに整地された土地を
設けようとすると、
コンクリートで固めた
擁壁の工事を
考えなくてはなりません。
そうなると大掛かりな
土木工事となるので、
相応の費用を
覚悟しなければなりません。
やはり家は土台が
平らでなくては・・・・・。
とお考えの方は、
高低差のある土地を
購入されるのは
避けたほうが良さそうです。
割安な土地を
見つける方法のひとつとして
「不整形地」に着目する事で
得る事の出来る暮らしのカタチ。
考え方次第で
価値の生み出し方は変化します。
家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、
理屈だけではなく
感度でよく考えた住まいは
暮らしが楽しくなりますから。
大阪・奈良・和歌山を中心に
住まいと暮らしの設計を
手掛けるする建築設計事務所です。
新築一戸建て・古民家再生リノベーションなど
間取りと暮らしを大切に、
丁寧な提案と設計を心懸けています。
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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
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