2世帯住宅の計画でのポイントは
親世帯、子世帯、同時に家族としての
世帯間(世代間)の距離を
個別に設定することです。
※親世帯の暮らし方にも対応した構成でカタチになった外観提案実例
単世帯家族でもそうですが
2世帯といっても、
その関係性は多種多様。
※実際に完成した中庭のある二世帯住宅外観・夜景
距離の近い世帯もあれば、
距離の離れた世帯もあります。
10世帯があれば、10通りの
解があるわけです。
互いが気兼ねせず、
自分達のペースで暮らせるかどうかは、
世帯間の
心理的・空間的距離によって
決まってきます。
※吹抜けと借景を楽しむバルコニーを持つ
マンション暮らしのような間取りを実現した子世帯鳥観図
勿論・・・それぞれの異なる世帯間もそうですが
夫婦間でもそれは同じです。
間取りという
平面的距離感だけではなくて
空間の感じ方による価値観と距離感、
その世帯間の
心理的距離感にあっていることが、
互いに心地よく過ごすためには
重要な事です。
※昔ながらの暮らしを愉しむことが出来る構成に
中庭のある家の価値を設計した1階親世帯の間取り
設計事務所にも色々な設計事務所があり
得意分野も普段行っている設計業務も
多種多様です。
車の運転を日常的に行っていない
設計者・建築士が
ガレージや
駐車スペースからの
車道への出入りについて「視点」を
どう持っているのか?
想像すればわかりやすいですよね。
cafeの設計やテナント、
事務所や工場建築、
クリニックや福祉施設
ガソリンスタンドや施設
スーパー等でも同じで
設計は出来ても理解度は異なりますから。
これまで設計を手掛けさせていただいた
二世帯住宅には、
玄関の入口から完全に
居住エリアを分けているような
完全独立型から、
玄関や浴室、
リビングなど一部を共用する半同居型、
寝室以外はすべて共有という
完全同居型まで、
さまざまなパターンがあります。
各パターンとも、
その内容と暮らし方の価値観によって
世帯間(世代間)の距離には、
違いがあります。
2世帯住宅だから「こう」というように
ただ闇雲に生活エリアを
離すだけでは、
一緒に暮らしている
意味はありません。
同じ屋根の下に暮らす訳ですから、
一緒に暮らすことの
メリットを享受しつつ、
それぞれの世帯や家族にとって
程よい関係を作り出すこと。
2世帯住宅を設計する際には
単世帯住宅よりも様々な要素を
どのように整理していくのかが大切です。
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