「母のこと」と題して、私が過去に書いたそのままの内容です。平成11年3月18日発行の「たはら小児科月報101号」での記載内容です。
私の記載の中には、母のことは、殆ど書いていません。その母について、少し述べます。
母は満77歳で、一人暮らしですが(私が、しばしば、様子を見に行っていますが)、血圧が高いだけで(薬で、うまく調整できていますが)、とても元気で、実際の歳よりも10歳以上(?)若く見えます。夜は、一人で、30分ぐらい、美容体操をしています。
夜12時に寝ると、朝、5時に目が覚めます。夜1時に寝ると、6時に目が覚めます。1日5時間寝れば、睡眠時間はもう要らないと言います。
昔から、生き方として、考えても、どうしようもないことは、考えない事にしているそうです。又、日頃の行いがいいと、皆に迷惑を掛けないで苦しまなくて死ぬことになっていると言います。
皆に迷惑を掛けない様に、コロッと死ぬことが出来る様に、いつもお祈りをしていると言います。
亡くなった父は、枕元から懐中電灯を離さず、ちょっとの音でも起きる感じで、神経質だったのですが、母は、全く反対。ぐっすり眠るタイプで、近くで火事があって、凄くうるさかったのですが、本人、全く気付いていませんでした。 (長い針が、足に刺さって、骨に突き刺さっているのですが、それも、後になってレントゲンを撮って気が付いている程です)。
で、毎日何をしているかと言うと、料理に凝っています。それこそ、365日、目が覚めている間、没頭している感じで、作ったモノを近所の人に、配り歩くので、周りの殆どの人が食べています。食べた人から礼の電話でもあると、凄く喜んで、どんどん持って行きます。私の息子は、褒め上手で、電話で「今日のは、特に美味しい。婆ちゃんのは、日本一美味しい.。」何て言うものだから、かわいい孫の為となると、ニコニコして、一生懸命作っています。
関心のあるのは、もっぱら、料理だけって感じで、最新の本を見て、ファイルにも綴じ、佐伯市立図書館に行って、最新の料理の本を置いてくれる様に頼む程で、常に研究しています。「料理で、肝心な所は、本に書いていない。自分でやって見るしかない。」と口癖の様にいつも言っています。
子ども達がどうしているのか、それには、あまり関心がない様で、マイペースで生きている感じで、私の太鼓を見に来たことも、私のお点前を見たことも、なし。私の月報も、あまり、見ようとしないのですが、篠笛だけは、聴いてくれます。
料理は、息子の私が言うのもなんですが、ピカ一って感じで、佐伯市主催の料理の大会でも、個人で賞を獲得し、アチコチから講師の依頼がある程。和食が中心ですが、ゴマ豆腐から、クッキー、ケーキ、干菓子まで、更には、アロエと黒砂糖で便秘の薬まで作って、サラサラデールと言う名前まで付ける程の懲り様。
作り上げる時間に凝り、材料に凝り、遠くから食材を取り寄せます。例えば、茶は、鹿児島から、海苔は、東京からって感じです。
多くの人から、「旦那さんがいなくて寂しくなったでしょう?」と言われると、「何の、忙しくて、それどころじゃない。」と言っています。
娯楽は、朝のNHKのドラマと、昼1時から2時まである民放のドラマを見るだけ。しかし、結構、政治にも関心がある様で、国会討論の様子を見たり、市政モニターになって、市の議会の見学にも行っています。
楽天家で、冗談も、よく言います。私が、「お母さんの髪の毛が入っていた」と言うと、「針は、入っていないはずだから」と言い返されましたが。
天理教を信じ、「傍を楽にさせる為に、働く。」と言います。
「女はすぐカッとなるから、火、男はそれを鎮めるから、水。」
「女は、亀の様に、自分の我を通すことなく、耐えることが出来る様に。男は、鶴の様に、大空を飛ぶ感じで、物事を大きく捉えて、こせこせせずに、ダイナミックに、格好良く生きること。」
「自分のものは、魂だけで、残りは、全て神様からの借り物。死んだ時には、借りた肉体を返すだけのこと。魂は、いつも存在して、又、生まれ変わって来る。」
「一番尊いことは、他人を喜ばせること。一番いけないことは、高慢であること」と言います。
*写真は、平成21年3月15日(日)、長兄の次女の結婚式でのもの。
私の記載の中には、母のことは、殆ど書いていません。その母について、少し述べます。
母は満77歳で、一人暮らしですが(私が、しばしば、様子を見に行っていますが)、血圧が高いだけで(薬で、うまく調整できていますが)、とても元気で、実際の歳よりも10歳以上(?)若く見えます。夜は、一人で、30分ぐらい、美容体操をしています。
夜12時に寝ると、朝、5時に目が覚めます。夜1時に寝ると、6時に目が覚めます。1日5時間寝れば、睡眠時間はもう要らないと言います。
昔から、生き方として、考えても、どうしようもないことは、考えない事にしているそうです。又、日頃の行いがいいと、皆に迷惑を掛けないで苦しまなくて死ぬことになっていると言います。
皆に迷惑を掛けない様に、コロッと死ぬことが出来る様に、いつもお祈りをしていると言います。
亡くなった父は、枕元から懐中電灯を離さず、ちょっとの音でも起きる感じで、神経質だったのですが、母は、全く反対。ぐっすり眠るタイプで、近くで火事があって、凄くうるさかったのですが、本人、全く気付いていませんでした。 (長い針が、足に刺さって、骨に突き刺さっているのですが、それも、後になってレントゲンを撮って気が付いている程です)。
で、毎日何をしているかと言うと、料理に凝っています。それこそ、365日、目が覚めている間、没頭している感じで、作ったモノを近所の人に、配り歩くので、周りの殆どの人が食べています。食べた人から礼の電話でもあると、凄く喜んで、どんどん持って行きます。私の息子は、褒め上手で、電話で「今日のは、特に美味しい。婆ちゃんのは、日本一美味しい.。」何て言うものだから、かわいい孫の為となると、ニコニコして、一生懸命作っています。
関心のあるのは、もっぱら、料理だけって感じで、最新の本を見て、ファイルにも綴じ、佐伯市立図書館に行って、最新の料理の本を置いてくれる様に頼む程で、常に研究しています。「料理で、肝心な所は、本に書いていない。自分でやって見るしかない。」と口癖の様にいつも言っています。
子ども達がどうしているのか、それには、あまり関心がない様で、マイペースで生きている感じで、私の太鼓を見に来たことも、私のお点前を見たことも、なし。私の月報も、あまり、見ようとしないのですが、篠笛だけは、聴いてくれます。
料理は、息子の私が言うのもなんですが、ピカ一って感じで、佐伯市主催の料理の大会でも、個人で賞を獲得し、アチコチから講師の依頼がある程。和食が中心ですが、ゴマ豆腐から、クッキー、ケーキ、干菓子まで、更には、アロエと黒砂糖で便秘の薬まで作って、サラサラデールと言う名前まで付ける程の懲り様。
作り上げる時間に凝り、材料に凝り、遠くから食材を取り寄せます。例えば、茶は、鹿児島から、海苔は、東京からって感じです。
多くの人から、「旦那さんがいなくて寂しくなったでしょう?」と言われると、「何の、忙しくて、それどころじゃない。」と言っています。
娯楽は、朝のNHKのドラマと、昼1時から2時まである民放のドラマを見るだけ。しかし、結構、政治にも関心がある様で、国会討論の様子を見たり、市政モニターになって、市の議会の見学にも行っています。
楽天家で、冗談も、よく言います。私が、「お母さんの髪の毛が入っていた」と言うと、「針は、入っていないはずだから」と言い返されましたが。
天理教を信じ、「傍を楽にさせる為に、働く。」と言います。
「女はすぐカッとなるから、火、男はそれを鎮めるから、水。」
「女は、亀の様に、自分の我を通すことなく、耐えることが出来る様に。男は、鶴の様に、大空を飛ぶ感じで、物事を大きく捉えて、こせこせせずに、ダイナミックに、格好良く生きること。」
「自分のものは、魂だけで、残りは、全て神様からの借り物。死んだ時には、借りた肉体を返すだけのこと。魂は、いつも存在して、又、生まれ変わって来る。」
「一番尊いことは、他人を喜ばせること。一番いけないことは、高慢であること」と言います。
*写真は、平成21年3月15日(日)、長兄の次女の結婚式でのもの。
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