アメリカ人のヘアスタイルもいろいろあるのですが、これは私の会社の係長のヘアスタイルです。アーミー上りのせいか、日本でいう丸坊主ですが、頭頂部周辺だけうっすらと髪の毛を残しているのです。今朝、会いましたら綺麗になっているので、なんと言うヘアスタイルで、どう言って床屋に頼むのかを聞いてたら、「Skin & One Blade」という返答が返ってきたのです。私自身は高校3年生まで丸坊主でしたのでしたし、日本では丸坊主がいまいち誤解される向きもあって、そんなヘアスタイルにするつもりはありませんが、値段も普通の3分の一位ですから、良いですね。それに注文が簡単ですよ。長い所や短い所を一々注文しなくてもいいのですから。私は日本で調髪した後の自分のデジカメ写真をいつも床屋(こちらは男性だけの床屋というのはありませんから、男女共に散髪するビューティサロンと言った方が正確でしょう。)に持っていって頼んでいるのです。やはり散髪は日本が一番ですよ。
17日はセントパトリックスの日と言う事で緑のモノを何か身に付ける慣わしです。と、思っていたら3月を通してこの月はアイリッシュの月だと従業員に教わりました。17日の週はあちこちで緑色のビールが飲めたり、町の一角ではその週は毎日セールがあったり特別行事があるそうです。アメリカでもアイルランド系の人が沢山居ると言うことでしょう。そう言えば、アイリッシュの歌手や舞踊団も近くの都会では公演がしばしばあるのを思い出しました。アイルランドって、大英帝国との長い闘争の歴史を持っていて、どちらかというと物悲しい音楽が多いですね。かの有名な、エンヤ、U2、などもアイリッシュが根っこだと聞きどこかに共通点があると感じました。日本の学校で習う音楽(ダニーボーイなど)にもそんなアイルランド民謡がありましたね。

先日お隣さんに女の赤ちゃんが生まれたことを書きました。お祝いをしたらいいものかどうか迷っていましたら、読者から「私はお祝いして頂いたらうれしいわ」とのコメントがありましたのです、早速お祝いを致しました。赤ちゃん用のタオルと小さな人形(よだれで汚れそうに成ることが予想されます)お祝いのカードと自分の名前を書くのを忘れたのですが、隣人とだけは言っておきました。そうしたら、今日、ドアにセロテープでサンキューカードが張られていました。「私達の女の赤ちゃん、アディソンに贈り物を頂き大変感謝しております。貴方のご親切に本当に感謝致します。ありがとうございました。貴方の隣人より、デイヴィッド、クリスティーナ」。これで私は始めてお隣さんの名前を知ることができたのですが、お隣さんはまだ私の名前をご存知ありません。


おしゃべりは何処にもいますが、アメリカ人も本当におしゃべりが好きな国民だと思います。会社の中でも、機械について一生懸命仕事をしている人の傍で、数人が固まってお喋りです。そんなに暇なら床のゴミでも拾えって行ってやりたいぐらいです。困るのは会社の人事の話がおしゃべりで伝わることです。ここの所、退職や降格が行われているのですが、発表前にもうお喋りで伝わってしまっています。多くはどうやら当事者が周りの人に言うのが多いみたいですが、人事は玉突きもあり、誰かが動くと何がしかの影響が他の人にも起きてくるので、困るのです。そんなことには無頓着でお喋りに夢中なのです。


スティーブンスピルバーグ監督の「ミューニック」を鑑賞してきました。なんともヘビーな内容で、言いようの無い気持ちになり劇場をでました。時間も3時間弱と長かったせいかちょっと疲れた気分になりました。1972年のミュンヘンオリンピックのテロ事件にヒントを得た作品ですが。ユダヤ系の血を引く監督が描いた2国間(イスラエルとパレスティナ)の争う内容を書いた作品としてみると、多少理解ができるのかもしれません。いずれにしても殺戮の繰り返し、まさに血が血を洗うとしか言いようの無い映画でした。気がついたのは妙に食事のシーンが多くなにか「ゴッドファーザー」を髣髴させるようなものを感じました。食事=料理する=凄惨する、のようなイメージなのでしょうか?ヘビーな内容で、消化しきれません。

