2年前にイラクにおける暴動が始まって以来、この数ヶ月アメリカ軍の死者数が減少傾向を示していて、最少レベルに近づきつつあります。一方イラク人の死者数は増加を示しています。最近の数ヶ月でアメリカ人犠牲者の凡そ5倍のイラク人犠牲者が出ています。変化の兆しは2004年の春頃から始まっていて、暴動がイラク人をも標的に入れだしたのと、イラク軍が前線に加わるのが増加し始めたからです。イラク軍は数の上でも、訓練の内容も前線に配備される可能性が高いのです。アメリカ主導で始まったイラク戦争も三年目を向かえイラク人への攻撃の波は内乱誘発の議論を起こさせます。日曜日にイギリスのBBCが前内務大臣にインタビューをしましたが、「平均して毎日50人~60人の人が亡くなっている、いやもっと多いかもしれない。これを内乱と呼ばずに、何だと言うのでしょう。」

