昔の人は言いました(今でもそうかな?)お米は噛めば噛むほど美味しく味が出てくると。最近忙しい生活をしているせいか、その噛むことを疎かにして、歯が弱くなり、顎の骨が弱くなり、強いては消火器系統の機能が低下して健康不良に悩む者が多いと聞きます。話は米ではなく、音楽です。一度聞いた時にはさほど感動を覚えなかったのが、何度か繰り返し聞くうちに段々とその音楽の奥の深さに嵌りこんでしまうのが在ります。そんな音楽の一つが中南米のケーナなどの民族楽器をフィーチャーしたものです。素朴なケーナも同類の低音用のものなどを入れての合奏となるとそれは見事なものです。特に笛は人間の吐く息が音となって聞こえて来るだけに、演奏者の魂がそのまま伝わる感じで、「ゾクゾクッ」とする瞬間があります。音楽も素朴であるだけに、その土地の情景を彷彿させます。一度と言わず何度も、そして何度聞いても飽きの来ないものとして中南米のCDを楽しんでいます。
経営の正常化に向けて動き出しているGMが、労働争議を避ける策として113000人の時給労働者そして関連部品会社のデルファイも含めて自己退職パケッジを準備しました。水曜日、GMはUAWとの合意で、10年以上勤務した人に退職後の健康保険に代わるものとして14万ドル(日本円で約1500万円)の支払いをし、会社としての負担を軽減する策を出しました。10年未満の人には7万ドルを支払い健康保険プランを除外することです。また、GMはUAWに対し倒産した関連の部品会社デルファイについて現時点でストライキをしないことが得策であると言う発表もしています。デルファイについては、早期退職をする人に対して35000ドルの退職奨励金とあらたな仕事をGMで用意することを5000人のデルファイ従業員に説明しました。GMの従業員についても早期退職する人には同額の支払いをするとの事です。
社内の仕事から、対外的に折衝をする仕事に変わったアメリカ人が総務のマネージャーの指摘で、服装、外観を整えて出勤するようになりました。個人主義が強いアメリカでかくも素直に自分の服装などを変えるのかと、日本人はビックリしています。以前は、耳にはピアス、アロハシャツ、シャツはズボンの外にだらりと出していたのです。それが、地味な服、ピアスは外し、シャツはきちんとズポンの中にいれて、身支度を変えたのです。仕事もまじめにする彼だからでしょうか?給料の安い割には今回の異動で責任を持つ仕事に移った彼は4月からの昇給も確実だそうです。こんな素直さを他のアメリカ人にも少しは見慣わさせたい気分です。こんなアメリカ人も居たんだと驚いています。