フェンスの「スイカズラ(吸い葛)」(Lonicera japonica)が満開になり、甘い香りが漂ってきます。
花の管の基部に蜜があり、吸うと甘いので「吸い葛」という名がつきました。
スイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性木本で、冬でも葉がついているので「ニンドウ(忍冬)」とも呼ばれます。
開花期は5~6月。
蕾や花は始めは白色ですが、後に黄色になるため、2色が同時に咲き乱れるので「キンギンカ(金銀花)」とも呼ばれます。
日本ではありふれた野の花ですが、ヨーロッパなどでは、英名「ジャパニーズ・ハニーサックル」(Japanese honeysuckle)と呼ばれ、庭に植えられます。
同じ仲間で北アメリカ原産の「ツキヌキニンドウ(突抜き忍冬)」(Lonicera sempervirens)
上部の葉の2枚が合着し、花柄が突き抜けているように見えることからこの名が付きました。
香りはありません。
英名「トランペット・ハニーサックル」花期は5~10月と長く、生長も早い。
花は長い筒状で、先端が浅く5裂し、外側は橙紅色、内側は黄色のぼかしになります。
こちらは別の品種のようです?。
よく似た「ヒョウタンボク(瓢箪木)」(Lonicera tatarica var. morrowii)
落葉低木。花期:4~6月。花色は、忍冬同様、白から黄色に変化することから、別名「キンギンボク(金銀木)」ともいいます。
熟すと赤くなる果実が2つくっついて瓢箪形になることが名前の由来です。
液果は6~7月頃熟し、「ユスラウメ」のように見えますが猛毒です。
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