田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

ハメリア・パテンス

2022年02月18日 | 花さんぽ・花めぐり

ハメリア・パテンス」(Hamelia patens) フロリダ、西インド諸島からブラジル原産

英名:Firebush、Hummingbird bush、Scarlet bush

アカネ科ハメリア属の常緑低木  樹高:3~5m

花期:周年開花  赤橙色をした細長い筒状花は、先端が僅かに開く程度。

花は地味で目立ちませんが、葉に光沢があり美しい。特に新葉は赤みがかった透明感があり素晴らしい。

葉は楕円形~卵形で、3~4枚が輪生。

葉柄や葉脈は赤味を帯びていて、葉裏には軟毛が生えています。

実は最初は赤色で、熟すと黒紫色になります。

液果は8mmほどの楕円形で、熱帯地域(メキシコ)では飲料として利用されます。


冬の花:侘助椿

2022年02月17日 | 花さんぽ・花めぐり

侘助ツバキとは

侘助ツバキは古くから日本で茶花などに愛されているツバキです。

多くは雄しべが退化していて、自分の花粉では実をつけることができません。

侘助は

 ①ヤブツバキの突然変異でおしべが退化したもの

 ②タロウカジャ↓太郎冠者)が親となったもの

  があります。

侘助の見頃は早く、12月~2月です。』 

 ※以上、「埼玉県花と緑の振興センター」の解説引用

侘助」はツバキ科ツバキ属の常緑低木 学名:Camellia × wabisuke

ツバキ’タロウカジャ’(椿’太郎冠者’)」 別名:ウラクツバキ(有楽椿)

桃色の一重のラッパ咲きで花の大きさ約7.5cmほど。 

 「ツバキ’コンワビスケ’(椿紺侘助’)」 

暗紅色の一重咲きで花の大きさ約4cmほど。

ツバキ’セイオウボ’(椿’西王母’)

淡桃色の一重咲き中輪です。

ツバキ’シロワビスケ’(椿’白侘助’)

白色の一重の猪口咲き、侘芯、小輪、花の大きさ約5.5cm

ツバキ’ベニワビスケ’(椿’紅侘助’)

紅色の一重のラッパ咲き、侘蕊、小輪

ツバキ’コチョウワビスケ’(椿’胡蝶侘助’)

桃色に白い斑が入る極小輪 一重のラッパ咲き

ツバキ’スキヤワビスケ’(椿’数寄屋侘助’)

淡桃色の一重の猪口咲き、侘芯、小輪

ツバキ’クロワビスケ’(椿’黒侘助’)」 別名:エイラク(永楽)

「侘助」と名につきますが、ヤブツバキ系で、「侘助椿」でもなく、また「侘芯ツバキ」でもありません。

開花期:3~4月。花弁は肉厚で光沢があり、暗紅色の一重咲きの中輪です。


冬の花:パンヤノキ&キワタノキ

2022年02月16日 | 花さんぽ・花めぐり

’220213 つくば植物園サバンナ温室

大木を見上げると「パンヤノキ」の花が咲いています。咲き始めで蕾も鈴なりです。

花は夜開き翌朝には萎んでしまうそうですが、曇天のせいか午前中も咲いていました。

パンヤノキは、「キワタノキ」同様、実から繊維が採れます。天然繊維の中で最も軽い。

'240416(追録)果実が開裂し、白い綿毛に包まれた種子を放出 

糸に加工するには不向きで、枕などの詰め物として使われます。

因みにアオイ科ワタ属の「ワタ(綿)」は、糸状に紡げるので布や衣類に使用できる点で両種と異なります。

①「パンヤノキ」(Ceiba pentandra) 南半球の熱帯原産

別名:カポック(Kapok) アオイ科パンヤノキ(セイバ)属の落葉高木 

カポックパンヤ(panha)も、本来は繊維のこと。

樹高20~30mになり、基部には板根を形成します。

この株は「サキシマスオウノキ (先島蘇芳木)」の板根のようにはなっていません。

花期:1~3月。花色は乳白色の5弁花で基部が合着。

'240416(追録)果実は紡錘形で長さ15~20cm。

この株には棘がないようですが、幼木には幹や枝に棘があります。

葉は葉柄が長く、掌状複葉。

なお、ややこしいですがウコギ科「シェフレラ・アルボリコラ」↑(Schefflera arboricola)の葉が「パンヤノキ」に似ていることから「カポック」という流通名がついています。斑入り品種の「ホンコンカポック」も一般によく知られています。

②「キワタノキ(木綿木)」(Bombax ceiba)熱帯アジア原産

別名:キワタ(木綿)、インドキワタ つくば植物園では「アジアキワタ」としています。

アオイ科(旧パンヤ科)キワタノキ属の落葉高木

花期:2~5月。花は赤く大振りで雄しべは多数。花は葉より先につけます。

花↑は「板橋区立熱帯植物館」HPから借用

この株には太い円錐形の刺(跡?)があり、上の方に棘がちらほら。

こちらの別株には鋭い棘があります。

大高木で高さ30mを超える。

葉は葉柄が長く、掌状複葉。


子持海葱

2022年02月15日 | 花さんぽ・花めぐり

つくば植物園サバンナ温室

コモチカイソウ(子持海葱)」(Ornithogalum  caudatumオーニソガラム・コーダツム) 南アフリカ原産

別名:コモチラン(子持ち蘭)、ニセカイソウ(偽海葱)、シー・オニオン(海葱)

’220209 川口グリーンセンターサボテン温室

クサスギカズラ科オオアマナ(オーニソガラム)属の常緑多年草(球根)

’220128 草丈:30~40cm、花茎80~100cmの花茎を伸ばし先端に花を総状につけます。

’220128 良く見るとすでに親鱗茎の表面に子鱗茎が見えます。

'220213 これが落ちて芽吹き、増えていきます。

 

190926 千葉大学環境健康フィールド科学センター薬用植物園

因みにこちらが「カイソウ(海葱)」↑(Urginea maritima=ウルギネア・マリティマ)

英名:シー・オニオン(Sea Onion)

詳細は「夏の花:エレムルス&カイソウ('200603)」をご覧下さい。


つくば植物園の華花㉟

2022年02月14日 | 花さんぽ・花めぐり

孫がいつも口ずさんでいます。

「ラーメン大好き ラーメン食べたい ラーメン朝から晩までズルッツズルッツズルッ」

ラーメン屋さん、久しく行っていません、

ラーメン食べたい!

 

2月5日に「つくば植物園」に咲いていた華花です。

2度目の登場がほとんどです。③、⑤は屋外です。

①「クロバナタシロイモ(黒花田代芋)」 別名:ブラックキャット 

ヤマノイモ科シロイモ属の多年草 分布:東南アジア大陸部からマレー半島

②「アマミアセビ(奄美馬酔木)

ツツジ科アセビ属の常緑低木 花期:2~3月  奄美固有種

➂「シナマンサク(支那満作)」開花時期にも前年の枯れ葉がついています。

マンサク科マンサク属の落葉小高木 花期:1月中旬~3月 

④「ラモンガイア・ウェベルバエリ(ウェベルバウエリ)

ヒガンバナ科 ペルー・ボリビア原産

➄「ヘレボルス・アクティフォリウス」キンポウゲ科 コルシカ島原産