俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『今年も豊作です』

2008-09-30 21:18:52 | Weblog
テレビには、台風15号がやってきているというニュースが流れています。
でも、今年の台風の関東への到来は9月末現在“0”件です。
お蔭で、今年のお米も豊作のようです。

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戦後の日本では、品種改良、肥料・農薬の開発、灌漑排水を含む圃場の整備、機械化、水の管理などの生産技術の向上で飛躍的に反収が上がり、米余りとなってしまったのです。

先般来、輸入された汚染米は工業向けのはずだったのに、食料として売られたとして大きな社会問題となって、農水行政の根本が問われています。

日本では、米余りで古米・古古米の処理に困って米の生産を調整するための減反政策をすすめしていて、逆に食料に困っている国々へ輸出し国際貢献しているのだとばかり思っていましたが、そのまた逆に、日本が米を輸入していたのですね。

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戦後、食糧難の解決のために、米の増産を目指し農地の開墾・開拓が盛んに行われました。
その中でも八郎潟や印旛沼の干拓は有名です。

ここ印旛沼の干拓は江戸時代に老中・田沼意次によって始められたが、戦後の食糧増産のために、本格的に国営(後に水資源公団)によって干拓事業が行われ、今日の姿となりました。

干拓のために築かれた堤防沿いにサイクリングロードが整備され、桜並木の道を自転車や走る人、歩く人などで賑わっています。

近代農法とかで、ヘリコプターによる農薬の空中散布が、つい数年前まで大々的に行われていて、農薬による汚染を皆で心配し、窓を閉め切ってヘリの遠ざかるのをじっと待っていたものです。
でも、いつの間にかヘリコプターの音も聞かれなくなりました。

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印旛沼のほとりの田圃は、稲穂が黄金色に実もたわわに頭を垂れ、収穫の秋です。

コンバインがエンジン音を立てて稲刈りしているその周りに、あれだけ警戒心の強い白鷺が群がっています。
刈った稲から飛び立つバッタやイナゴを狙っているのです。

農薬散布が無くなって、イナゴが増えての現象です。
日本の米は大丈夫のようです。(ワルポンは農家の回し者ではありません)

イナゴやバッタや白鷺がそれを証明してくれています。