俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『修行僧見参(けんざん)』

2009-04-25 21:00:21 | Weblog
先ごろ、成田山へお参りした際に「光輪閣」の裏にあるトンネルへ自転車を置かせてもらったので取りに行って表へ戻ってみると、いかにも旅の修行僧とおぼしき僧衣姿の3人と成田山僧侶たちにカメラマンまでいましたので、何事かと見ていました。

様子を窺っていると、どうも、二人の弟子を従えたインドの修行僧が成田山へ見参(けんざん)し、今から管主様に拝謁(はいえつ)するところのようでした。

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光輪閣玄関の石段下の石畳の上で裸足になり、錫杖(しゃくじょう)菅笠(すげがさ)を前に置いて、何度も礼拝(らいはい)を繰り返した後、直立して管主様のお出ましを待っていました。

光輪閣へ上がるよう、せめて玄関まで上がるように何度も僧侶たちが勧めていたのですが、固辞して石段下で微動だにせず、すっくと背筋を伸ばして待っていたのです。

しばらくして、管主様が玄関先へお出ましになり、管主様も上へ上がるように勧めましたが、再び固辞して礼拝し、石畳の上に禅を組んで接見が始まりました。

猊下(げいか)に拝謁出来たことへの謝辞を述べ、何年か前に先の猊下に拝謁してインドへ渡り修行の旅へ出て本日帰参した旨や、高尾山へも報告に上がったことなどを、響きわたる大声で口上を述べておりました。

接見が終り丁寧な挨拶を交わした後に、案内係の坊さんに先導され弟子を従えて悠然と山門を出て行かれました。
まるで、三蔵法師が孫悟空や八戒、沙悟浄を供に連れ、白馬・玉龍に乗って天竺へ旅して諸山を回った西遊記の一場面を見ているような気がしました。

時空を超えてタイムスリップしたような別世界の光景を目の当たりにして、しばし茫然と見送ったのであります。

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ところで、ワルポンは無宗教者なのですが、日本人で有りながら、あまりにも無関心で宗教に関しての知識がほとんどありません。

ついでにで、誠に恐れ多いのですが、主な仏教について少々調べてみましたので骨子を書き出してみます。

 宗派名  開祖     (ご生涯)     本山      ご本尊
・天台宗 仁教大師最澄(767~822年) 比叡山延暦寺 釈迦如来
・真言宗 弘法大師空海(774~835年) 高野山金剛峰寺 大日如来
・浄土宗 法然上人(1132~1211年) 華頂山知恩院 阿弥陀如来
・浄土真宗 親鸞聖人(1173~1212年) 西本願寺、東本願寺 阿弥陀如来
・臨済宗 栄西禅師(1141~1215年) 南禅寺など 釈迦牟尼仏
・曹洞宗 道元禅師(1200~1253年) 永平寺、総持寺 釈迦牟尼仏
・日蓮宗 日蓮上人(1222~1282年) 身延山久遠寺 釈迦牟尼仏


こんなことを書き連ねても、功徳になるとは思いませんが、これからも神社仏閣に参って小銭を賽銭箱に投げ入れることになるでしょう。

御利益(ごりやく)を少なからず、いや、山ほど期待して・・・


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