俺はワルポンだっ!

ちょいワルおやじを卒業したワルポンの斜め下から見た現代社会

『箱根の苦行』

2009-04-12 22:02:07 | Weblog
昨日は写真倶楽部の撮影会で、久しぶりに箱根に行って来ました。

小田急のロマンスカーに乗って行ったのは子供がまだ小学校の時だったと記憶しています。
いつも車でしか行ったことが無いのに、何で電車かと言えば、夕方の「上がり酒」があるからです(イヒッ!)。

「だって、お遊びで行ったのでしょ?」・・・だと?
カメラ撮影は写真家(?)にとって仕事ですから、「上がり酒」ですよ~!

       ☆       ☆       ☆       ☆

箱根湯本から登山バスに乗って宮城野まで行きました。

早川沿いの桜並木は満開で、春風がちょっと強く吹くたびに、まるで大雪のボタン雪が降るように、花びらが川面に見事に降りそそいでおりました。
早川には多数の砂防堰堤(さぼうえんてい)があって、その段々の滝が春の日差しに煌めいて、桜並木や箱根の山々、晴れ渡った青い空とのコラボレーションは、正に一幅の絵、そのものでした。

新緑が芽吹き、のどかな春の箱根をのんびりと楽しんだのであります。

       ☆       ☆       ☆       ☆

ところが、それから先は語るも涙の物語、今回の撮影会は文化活動ではなくて、まるで運動部の強化合宿でもあるかのように肉体的苦難、苦痛の苦行が始まったのでした。

箱根登山電車の一駅だけだからと、強羅まで徒歩で上ることになったのです。
箱根駅伝往路山道でお馴染みの車が通る道ではなくて、「近道」を上ることになったのです。

山の斜面に、ほぼ真っ直ぐに、勾配45度ぐらいの急な階段を登ることになったんですよッ!
しばらく登ってから後ろを振り返ると、吸い込まれてしまいそうな急階段です。
地元の人だって登らないと思います。

   ♪箱根の山は天下の嶮(けん)
       函谷關(かんこくかん)も ものならず
          萬丈(ばんじょう)の山 千仞(せんじん)の谷・・・♪

鉄パイプの手すりが付いていましたが、意地を張って一切つかまらずに、自分の両膝に自分の各々の手の平を押し当て、一歩一歩腕と膝を同時に押し伸ばして、やっとこさの思いで登り切りました。
ジャンパー、セーターを途中で脱ぎ捨てたのですが、全身汗でびっしょりになりました。

昼食後、「強羅公園」を散策することになりました。
公園までの狭い自動車道もかなりの上り坂でした。
やっとの想いで公園の入り口まで辿り着きました。
ところが、この「強羅公園」も山の斜面に作られた公園で、またもや上りです。

       ☆       ☆       ☆       ☆

強羅からは登山鉄道で箱根湯本まで下ることになりました。
乗車中の40分間は、疲れ切って、ほぼ瞼を閉じた状態でした。

電車を下りて、更に、再び、湯本駅から早雲通りを上り、「旧街道石畳」を、再び三度、またもや登りです。
石畳とは云っても、玉石を並べたような道なのです。

    ♪箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川♪

と、箱根馬子唄にありますけれど、この玉石状態の石畳を本当に馬が歩けたのでしょうか?
いささか疑問です。どう考えても馬は歩けないのではないでしょうか? 

箱根観音の大きめの段差の急階段を、膝が笑うのをこらえて注意深く下りました。
やっとの思いで湯本駅近くの「弥次喜多の湯」に飛び込みました。
 
一風呂浴びて、ほっと一息つきました。

      ☆       ☆       ☆       ☆

気分爽快! いざ、出陣!

小田原で一杯やることになり、「RYO」という名の居酒屋へ!

料理の「料」なのか、魚の漁の「漁」、それとも石川遼くんの人気にあやかっての「遼」なのか?
刺身は新鮮でなかなかでした。特に生しらすは本当に新鮮で旨かった。
と言う事で良い店の「良」でした。

でも、ワルポンは違う意味での「良」じゃないかと思いました。
というのは、今が旬という事で桜海老のかき揚げを奮発して三皿も頼んだのですが、出てきたものは、メリケン粉の揚げ物みたいで、口に合いません。
みんなで譲り合って、残してしまいました。

学校の成績で「優・良・可」の評価がありましたけれど、やっぱり「RYO」は「優・良・可」の「良」のクラスの店だったかも・・・


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