井出孫六の「日本百名峠」に千葉県で唯一箇所だけ載っている「横根峠」に行ってきました。
房総半島を横断して鋸南町保田と鴨川市を結ぶ全長27kmの「千葉県道34号鴨川保田線」があります。
通称「長狭(ながさ)街道」と呼ばれ、中ほどの鋸南町と富津市の市境にある鋸南町横根にその峠はあります。
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江戸時代から水産物や農産物を江戸に運ぶために、太平洋と東京湾を結ぶ街道として栄えました。
千葉県には高い山がありません。
周囲の山も山地というよりも2~300m級の丘陵地帯ですけれども、木々が生い茂り深山幽谷の観があり、猿や鹿なんぞも沢山棲んでいそうです。
峠の頂上には、何故だか理由は判りませんがペットショップ(プロドッグショップ・アミーハウス)がありました。
街道端には幟旗が立っていて、その少し奥に手打ちそば処「こぶし」もありますけれど、あまり「峠の茶屋」風という雰囲気では有りません。
その他には「日本百名峠」を示すような立て看板一つありません。
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鋸南町には金谷のフェリー港や鋸山ロープウェイがあったり、近くには新鮮な海の幸の食べ処も沢山ありますし、保田の春は水仙ロードも楽しめます。
鴨川には温泉郷があり、日本棚田100選の「大山千枚田」も有ります。
内房の富津岬から外房の大東崎の海岸線や内陸部の鹿野山や清澄山が「南房総国定公園」に指定されています。
「横根峠」をわざわざ訪ねたら少しがっかりしますから、是非ともトータルで旅の計画を立てて下さい。
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