四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

『今日の人生2 世界がどんなに変わっても』益田ミリ:著

2022-01-04 14:57:19 | 
正月は毎年必ず行くところがある。
お掘り出し物を求めてブックオフへ。

好きな作家は誰ですか?と、聞かれたら
益田ミリさんと即、答える。
彼女のコミックエッセイが好き。
40代から50代の女性に人気がある作家。

還暦過ぎのおじさんが、彼女のコミックエッセイが好きというと
なんか変な風に思われるかもしれないけど好きなんだなぁ。
書棚には彼女のコミックエッセイ。
ブックオフに行けば、まず最初に彼女の本を探す。
彼女の本があれば思わず衝動買い。

今回購入したのは「今日の人生2」と「スナックキズツキ」
そして「マリコ、うまくいくよ」の3冊。

前作の「今日の人生」は気に入っている。
続編が出たのは知っていた。
いつかブックオフに並ぶだろうと思っていた。
やっと昨日、見つけた。
見つけるとうれしいもんだね。

僕の影響か、最近は嫁さんも益田ミリさんのファンになった。
さてと「今日の人生2」は僕の方から先に読まさせてもらおう。

「今日の人生」
ネットでも読むことができます。
これも僕は好きですね。
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コミック『喫茶アネモネ』柘植 文:著

2021-02-17 10:46:02 | 
月曜日の中日新聞朝刊に連載されている『喫茶アネモネ』
毎週月曜日が楽しみで朝一番でこれを読む。
この好きなコミックが本になった。

早速、買ってしまった。

とある町にある、ちょっとした商店街の昭和の雰囲気が残る喫茶店アネモネ。
マスターとバイトのよっちゃん。
そして個性豊かな常連のお客さん。
喫茶店での会話がおもしろい。

カフェではない。
喫茶店である。
昭和の頃はこういう喫茶店がどこにもあった。
気軽にお店の人と話しができた。
お客さん同士で会話を楽しんだ。
喫茶店は交流の場でもあった。

いつのまにかこういう店が少なくなってしまった。
だから一層、読んでいて懐かしさを感じるのだろうか。
読んでいて喫茶アネモネに行ってみたくなる。
ここのコーヒーを飲めばきっと心も温かくなるだろう。

裏の帯にこう記されている。
「読むうちに、あなたもアネモネの常連さんに仲間入り!」
いつのまにか常連客になっている自分がいた。

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『注文をまちがえる料理店』小国士朗:著

2021-01-13 13:37:14 | 

『注文をまちがえる料理店』
これを知ったのは地元のニュースから。
岡崎にある沖縄料理店「ちばる食堂」さんを紹介していた。

この『注文をまちがえる料理店』この言葉が気になっていた。
認知症の方がホールでお客様から注文をとり、料理を出していく。
どんな感じだろう。ちょっと興味がある。
機会があれば行ってみたいな。
でもそれは、「まちがえる」ことを楽しみに行くわけではない。
ニュース映像は認知症の方々が楽しみながら働いている、そんな様子を映し出している。
その様子を見たいのである。

今後、避けては通れない認知症。
いずれ自分自身もなるかもしれない。
身内がなることもあるかもしれない。

正月に行ったブックオフ。
そこで、この本をみつけた。
著者、小国さんが店を始めたきっかけ。
期間限定のお店のできごと。
福祉関係の方々の話しや認知症の方の話しなどが紹介されている。

ただ、まちがえることを受け入れられる場所がある。
受け入れられる空気がある。
そこに価値があるのだと思います。

『注文をまちがえる料理店』のコンセプトはこれかもしれない。
著者であり発起人の小国さんが、帯にこんなことを記している。

「注文をまちがえるなんて、変なレストランだな」
きっとあなたはそう思うでしょう。

私たちのホールで働く従業員は、みんな認知症の方々です。
ときどき注文をまちがえるかもしれないことを、どうかご承知ください。

その代り、どのメニューもここでしか味わえない、
特別においしいものだけをそろえました。

「こっちもおいしそうだし、ま、いいか」
そんなあなたの一言が聞けたら。
そしてそのおおらかな気分が、日本中に広がることを願っています。

岡崎にもできたということは、やはり全国に広がっているのかな。
機会があればぜひ行ってみたいです。

本の内容が動画で紹介されています。▼
rest mis order conceptV JP re  

" 注文をまちがえる料理店 " 2018 レポートムービー



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絵本 『月とマーニ』

2020-12-14 09:55:23 | 

原田知世さんと大泉洋さんが主演した映画『しあわせのパン』
北海道・月浦で二人で営むカフェ・マーニ。
パンを通じて様々な人間模様を描く、観ていて心が温かくなる映画。

この映画の中で重要なものが絵本『月とマーニ』。
主人公りえさん(原田知世さん)が悩んだりつまずいたりしたとき、手にするこの絵本。
カフェの店名はこの絵本からとっている。

絵本の最後。
マーニの瞳がまっすぐと月を見る
「大切なのは 君が 照らされていて
 君が 照らしているということなんだよ」

この文章がとても僕は気に入っている。
やさしさが溢れてきそうでほっこりとする。

文庫本の巻末に絵本も掲載されています。


映画も本もどちらも好き。
寒くなってくるこの時季。
こたつに入って再読でもしてみようか。

映画「しあわせのパン」 予告篇
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『ブックカフェのある街』 前野久美子 編・著

2020-11-26 10:41:40 | 
『ブックカフェのある街』
“本が似合う街 仙台で深呼吸をしよう。”



「book cafe 火星の庭」の店主・前野久美子さんが語る
ブックカフェの魅力、本でつながった人々との愉しい日々。
そして “本が似合う街 仙台” などが書かれている。

この本を買ったのは2~3年前。
名古屋・円頓寺で開催された「古本市」で見つけて、
こういう類の本は、このチャンスを逃したら二度とお目にかからないだろう。
そう思って即、買ってしまった。
今回、久しぶりに再読してみた。

仙台は行ったことがない。
だから地名などピンとこないのだが、なんとなく仙台の空気が伝わってくる。
ブックカフェ、古本屋、そして古本市。
読んでいて著者・前野久美子さんの「本」に対する文化が感じる。
こういう人ってなんだか憬れてしまう。

前野久美子さん
1969年福島県生まれ。
調理師、出版社・書店勤務等を経て、2000年に夫と
古書店と喫茶が融合した「booku cafe 火星の庭」を開店。
自身がヨーロッパの都市で出会ったブックカフェという存在を仙台に根付かせた。
店内でライブや美術作品の展示を行うなど街の交差点な役割も果たしている。

読んでいて一つ驚いたことがある。
彼女、フォークシンガーの友部正人さんの大ファン。
18歳の時にはじめて友部正人さんの歌を聴いてファンになり
ライブなどの追っかけもやっていたという。
彼の歌(詩)から、生きる上で大切なものは何なのかを教えてもらったと記されている。

友部正人さんの詩が好きな僕は、彼女に共感をもってしまった。
「はじめぼくはひとりだった」
前野久美子さんが18歳の時に聴いた歌の1曲です。
この歌は僕も好きな1曲です。

11 友部正人 MASATO TOMOBE - はじめぼくはひとりだった
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