迎春準備。
昨日、近くの魚屋さんへ。
毎年ここでだし巻き玉子を買う。
魚屋さんが作るだし巻き玉子はとても美味しい。
お気に入りの正月料理の一品である。
しかし玄関に貼られていた1枚の紙。
「お客様へ 今年は店頭販売はしておりません」
えっ、売っていない。
玉子も刺身も・・・。
ショックである。
この店の近くに肉屋さんもあった。
数年前に閉店。
ここで正月用に肉も買っていた。
スーパーではなく地元の専門店で買う。
安くて美味しかったのに・・・。
地元の専門店が消えていく。
今年はイトーヨーカドー刈谷店もこの秋、閉店してしまった。
昭和40年代の刈谷市銀座。
アーケードがあった商店街。
年末になると狭いアーケード街には人がわんさかと歩いていた。
今はマンション街。
タワーマンションがシンボルとなっている。
あの頃の面影は今はもうない。
年末の風景も変わってきた。
ふと、この歌のこの歌詞が浮かぶ。
吉田拓郎さんの『消えていくもの』
♪僕が完璧な大人になった今
色んなものが形かえて消えて行った
思い出という大げさな感情ではなく
あの人がいて風に吹かれたあの日の景色
そういう中でじりじりしながら成長してたんだ
消えていくんだネ
消えてしまったネ
時が流れて行く
時が移って行く
少し泣きたくなる
ちょっと悲しくなる
少し泣きたくなる
ちょっと淋しくなる
まるで今の僕の心情とよく似ているようだ。
吉田拓郎 消えていくもの