母親が亡くなると銀行口座が凍結される。
多額の金額ではないが解除しなければお金を降ろすことができない。
この手続きがまたやっかいだった。
母親の戸籍謄本が必要。
それも出生から死去するまですべての戸籍謄本を用意しなければならない。
母が生まれた街、西尾市一色町。
西尾市役所まで行って謄本を取りに行った。
そして安城市役所で除籍謄本。
この2通を持って銀行に行ったら、途中が無いからNG。
どうも結婚当初、新城市に戸籍を入れていたことが判明。
新城市は父親が生まれた所。
ここに戸籍を入れたことは全く知らなかった。
だから新城市役所まで行って戸籍謄本をとりに行く。
安城に住む前は刈谷に住んでいた。
刈谷での戸籍謄本も必要。
西尾→新城→刈谷→安城
これで全ての戸籍がつながった。
そして子どもの印鑑証明も必要。
銀行の言われたすべての書類などを用意してやっと完了。
やっと新規口座に振り込まれるのかと思っていたら本店で審査。
現在審査中。
まだ振り込まれていない。
今月中にはなんとか振り込まれるかな・・・。
銀行もいつのまにかこんなにも厳しくなったんだろう。
母が生まれ亡くなるまでの道筋は愛知県三河地方だからまだよかったけど
これが県外だったなら大変である。
例えば生まれが九州。結婚したら北海道。
東京にも住んでいたなら全国を縦断しなければならない。
時間もかかるし交通費もかかる。
なぜ、ここまで必要なんだろう。
いまだに僕は疑問を持っている。
母がたどってきた道。
それは波乱万丈だったかもしれない。
若いころは戦争もあった。
貧しさの中での生活。
生きることの苦労。
苦労もあったからこそ幸せも感じたのかもしれない。
そんなことを思っていたら、
五つの赤い風船の『母の生まれた街』を聴きたくなった。
母の生れた街