赤い電車が停まる小さな駅
197X年 初秋
僕は、公衆電話からあの娘(こ)に電話をした。
隣のクラスのYちゃん。
目立つ子ではない。
清楚でおとなしい娘(こ)である。
受話器を取る。
10円玉を入れる。
人差し指でダイヤルを回す。
胸はドキドキしている。
彼女はでてくれるだろうか。
お母さんがでたらどうしよう。
1秒が長く感じる。
胸は高まるばかりだ。
運よく彼女が電話にでてくれた。
「こんにちは」
「こんにちは、何?」
「ちょっと、会って話がしたいんだけど・・・。」
緊張してなかなか上手く会話ができない。
学校で話すのと違う自分がいる。
「少しぐらいなら会ってもいいょ」
彼女はそう言って答えてくれた。
まさか会ってくれるとは。
ダメ元で電話を掛けた。
予想もしていなかった返事にうれしくなった。
僕は、彼女が住む隣町の駅まで赤い電車に乗って行った。
彼女はすでに駅にいた。
周りは田園風景がきれいな小さな駅。
近くには何もない。
僕たちは木のベンチに座り、他愛もない話しをしていた。
学校のこと、好きなアイドルのこと、最近観た映画のこと・・・。
時折見せる彼女の笑い声。
赤いトレーナーがよく似合ってかわいい。
時間は時には残酷にもなる。
彼女は改札口の上に掛かっている時計を見てこう言った。
「そろそろ帰らなければ・・・。」
二人でいるとあっという間に時間は過ぎて行った。
僅かな時間だった。
でもその時間が僕にはうれしかった。
「じゃぁ、また明日学校で」
彼女はそう言って立ち去って行った。
雨上がりの空は、夕焼けがさみしく感じた。
僕は帰りの切符を買って赤い電車に乗る。
彼女の笑顔を思い浮かべながら。
秋の夕暮れ、やさしい一日が終わる。
あれから何年が過ぎただろう。
木造の古い小さな駅は、建て替えられ新しくなっている。
駅の周りは再開発で家が立ち並び住宅街になっている。
赤い電車が停まる小さな駅は、今では思い出の駅。
あの頃の自分に戻って久しぶりに赤い電車に乗ってみようか。
彼女との思い出をポケットに入れて・・・。
※ショートストーリーでした。
少し実話をもとに書いてみました。
読み返すと下手だね。
起承転結がなっていない。
何が一番言いたいのかよくわからない。
もっと勉強しなければいけないね。
197X年 初秋
僕は、公衆電話からあの娘(こ)に電話をした。
隣のクラスのYちゃん。
目立つ子ではない。
清楚でおとなしい娘(こ)である。
受話器を取る。
10円玉を入れる。
人差し指でダイヤルを回す。
胸はドキドキしている。
彼女はでてくれるだろうか。
お母さんがでたらどうしよう。
1秒が長く感じる。
胸は高まるばかりだ。
運よく彼女が電話にでてくれた。
「こんにちは」
「こんにちは、何?」
「ちょっと、会って話がしたいんだけど・・・。」
緊張してなかなか上手く会話ができない。
学校で話すのと違う自分がいる。
「少しぐらいなら会ってもいいょ」
彼女はそう言って答えてくれた。
まさか会ってくれるとは。
ダメ元で電話を掛けた。
予想もしていなかった返事にうれしくなった。
僕は、彼女が住む隣町の駅まで赤い電車に乗って行った。
彼女はすでに駅にいた。
周りは田園風景がきれいな小さな駅。
近くには何もない。
僕たちは木のベンチに座り、他愛もない話しをしていた。
学校のこと、好きなアイドルのこと、最近観た映画のこと・・・。
時折見せる彼女の笑い声。
赤いトレーナーがよく似合ってかわいい。
時間は時には残酷にもなる。
彼女は改札口の上に掛かっている時計を見てこう言った。
「そろそろ帰らなければ・・・。」
二人でいるとあっという間に時間は過ぎて行った。
僅かな時間だった。
でもその時間が僕にはうれしかった。
「じゃぁ、また明日学校で」
彼女はそう言って立ち去って行った。
雨上がりの空は、夕焼けがさみしく感じた。
僕は帰りの切符を買って赤い電車に乗る。
彼女の笑顔を思い浮かべながら。
秋の夕暮れ、やさしい一日が終わる。
あれから何年が過ぎただろう。
木造の古い小さな駅は、建て替えられ新しくなっている。
駅の周りは再開発で家が立ち並び住宅街になっている。
赤い電車が停まる小さな駅は、今では思い出の駅。
あの頃の自分に戻って久しぶりに赤い電車に乗ってみようか。
彼女との思い出をポケットに入れて・・・。
※ショートストーリーでした。
少し実話をもとに書いてみました。
読み返すと下手だね。
起承転結がなっていない。
何が一番言いたいのかよくわからない。
もっと勉強しなければいけないね。