1972年2月28日。
あさま山荘、人質をとって立てこもった連合赤軍の5人逮捕。
学生運動もこれにより急速に下火となっていく。
♪あの時代は何だったのですか
あのときめきは何だったのですか
みんな夢でありました
みんな夢でありました
悲しいほどに
ありのままの君とぼくが
ここにいる
あの時代はなんだったんだろう。
私たちの上の世代。
学生運動に対してどう思うか、
と問いかけられたら正直分からない。
♪ぼくはもう語らないだろう
ぼくたちは歌わないだろう
みんな夢でありました
みんな夢でありました
何もないけど
ただひたむきな
ぼくたちが立っていた
革命。時代は変わる。
あの熱意。
みんな信じていたのだろうか。
♪キャンパス通りが炎と燃えた
あれは雨の金曜日
みんな夢でありました
みんな夢でありました
目を閉じれば
悲しい君の笑い顔が
見えます
子どもの頃テレビで見たデモ行進。
火炎瓶、赤々と燃える街の風景。
あさま山荘犯人逮捕の翌日。
中学1年生だった自分。
担任から衝撃な話しを聞かされた。
犯人の一人は同じ中学の出身。
父親は教師。
担任は教え子だった。
父親の教師は先輩でもあった。
今でもその担任からの話しは、はっきりと覚えている。
♪河岸の向うにぼくたちがいる
風の中にぼくたちがいる
みんな夢でありました
みんな夢でありました
もう一度やりなおすなら
どんな生き方が
あるだろうか
森田童子さんの『みんな夢でありました』
学生運動をふりかえった歌と言われている。
♪もう一度やりなおすなら
どんな生き方が あるだろうか
どんな生き方が あるだろうか
最期の2行の歌詞が切なく考えさせられる。
森田童子/05 みんな夢でありました