先日、「東京サウンド」のアンプを、ヨドバシアキバで聴いてきました。
ヨドバシアキバの真空管アンプ試聴場所には、沢山のアンプが置いてあり、カノン5Dのアキバ定番ルートと化しつつありますw
さて、前回のLEBEN(レーベン)のとき (2009年9月19日の日記)と同じく、プレーヤーはトライオードの「TRV-CD3」、スピーカーはスペンドールのSP1/R2。
まず聴いたのは「Valve100SE」という10万円程の入門機。
音は柔らかめの方向で、高域は伸ばさずに丸めて全体をまとめて行くイメージです。
しかし、どうも中高域に硬さが感じられます(高域は延びないのに変なのw)
低音もウーハーに張り付いたままで、こちらに飛んできません・・・
そこで見つけたのが本体左中央の「Hojun」というノブ。
カタログの説明だと「芳醇でコクのあるサウンドを生み出す」とのことで、技術的な説明はありませんでした。
とりあえず、この「Hojun」を12時方向まで回してみると、
低音がドバッと出てきたのですwwしかも、弾む良い低音です。
そんな妙な変化に驚きつつも、冷静に聴いてみると
今まで感じていたサ行の硬さは解消され、エッジ感も適度に出てくるなど、今まで感じていた欠点が見事に消えてゆきました。
よく聴くと、感情表現も上手くなり、全体的に楽しい音になっています。
んじゃあ、ってことで全開まで「Hojun」を回すと、(ちなみに4時方向位まで回る。)
中低音が滲んで、肥満っぽい音になってしまいましたw
再び「Hojun」を0に戻すと、やっぱり最初聴いた音に戻っていたので、
この「Hojun」はかなり効きますね。
さて、ここまでが入門機「Valve100SE」の感想です。
次に、上級機「Valve300SE」(23万円)です。
こちらは、入門機(横幅31cm)よりちょっと大きい、通常サイズ(横幅43cm)。
この「Valve300SE」には、「Hojunバイパス」スイッチがあり、よりオーディオマニア向けの商品のように見受けられます。
まず、「Hojunバイパス」をONの状態で試聴。
芯がしっかりとしていて、上級機らしい情報量の多さも魅力です。
次に、「Hojun」をONの状態で、「Hojun」は0の状態で試聴。
バイパスと比べると、確実に篭ります。はい。
そして、「Hojun」を12時方向まで上げると、
ボーカルの表情や感情、形が見えてくるようになり、音場空間も見えてきました。
また先ほどとは異なり、低音域に変化は見られませんでした。
再び、「Hojunバイパス」をONの状態に戻すと、
すっぴんの良さはあるのですが、ボーカルが乾いてしまい、いま一つに感じられました。
恐るべし「Hojun」。
とりあえす、最も好ましい音調となった「Hojun」を12時方向とした状態で聴くと、
さすが上級機の貫禄のある音で、入門機「Valve100SE」とは解像度・パワー感・低音表現という点で一歩上手に出ます。それでも、穏やかな高域を中心にまとめていく東京サウンドの音調は受け継がれています。
この「Hojun」のことといい、ギターアンプ「Guyatone」を作ってきた東京サウンドらしい発想がとても面白いアンプ達でした。
ただ、小音量時では左右の音量差が大きく、本アンプの前にパッシブアッテネーターを加えると便利かもしれません。
ヨドバシアキバの真空管アンプ試聴場所には、沢山のアンプが置いてあり、カノン5Dのアキバ定番ルートと化しつつありますw
さて、前回のLEBEN(レーベン)のとき (2009年9月19日の日記)と同じく、プレーヤーはトライオードの「TRV-CD3」、スピーカーはスペンドールのSP1/R2。
まず聴いたのは「Valve100SE」という10万円程の入門機。
音は柔らかめの方向で、高域は伸ばさずに丸めて全体をまとめて行くイメージです。
しかし、どうも中高域に硬さが感じられます(高域は延びないのに変なのw)
低音もウーハーに張り付いたままで、こちらに飛んできません・・・
そこで見つけたのが本体左中央の「Hojun」というノブ。
カタログの説明だと「芳醇でコクのあるサウンドを生み出す」とのことで、技術的な説明はありませんでした。
とりあえず、この「Hojun」を12時方向まで回してみると、
低音がドバッと出てきたのですwwしかも、弾む良い低音です。
そんな妙な変化に驚きつつも、冷静に聴いてみると
今まで感じていたサ行の硬さは解消され、エッジ感も適度に出てくるなど、今まで感じていた欠点が見事に消えてゆきました。
よく聴くと、感情表現も上手くなり、全体的に楽しい音になっています。
んじゃあ、ってことで全開まで「Hojun」を回すと、(ちなみに4時方向位まで回る。)
中低音が滲んで、肥満っぽい音になってしまいましたw
再び「Hojun」を0に戻すと、やっぱり最初聴いた音に戻っていたので、
この「Hojun」はかなり効きますね。
さて、ここまでが入門機「Valve100SE」の感想です。
次に、上級機「Valve300SE」(23万円)です。
こちらは、入門機(横幅31cm)よりちょっと大きい、通常サイズ(横幅43cm)。
この「Valve300SE」には、「Hojunバイパス」スイッチがあり、よりオーディオマニア向けの商品のように見受けられます。
まず、「Hojunバイパス」をONの状態で試聴。
芯がしっかりとしていて、上級機らしい情報量の多さも魅力です。
次に、「Hojun」をONの状態で、「Hojun」は0の状態で試聴。
バイパスと比べると、確実に篭ります。はい。
そして、「Hojun」を12時方向まで上げると、
ボーカルの表情や感情、形が見えてくるようになり、音場空間も見えてきました。
また先ほどとは異なり、低音域に変化は見られませんでした。
再び、「Hojunバイパス」をONの状態に戻すと、
すっぴんの良さはあるのですが、ボーカルが乾いてしまい、いま一つに感じられました。
恐るべし「Hojun」。
とりあえす、最も好ましい音調となった「Hojun」を12時方向とした状態で聴くと、
さすが上級機の貫禄のある音で、入門機「Valve100SE」とは解像度・パワー感・低音表現という点で一歩上手に出ます。それでも、穏やかな高域を中心にまとめていく東京サウンドの音調は受け継がれています。
この「Hojun」のことといい、ギターアンプ「Guyatone」を作ってきた東京サウンドらしい発想がとても面白いアンプ達でした。
ただ、小音量時では左右の音量差が大きく、本アンプの前にパッシブアッテネーターを加えると便利かもしれません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます