昨日は、「PARCサウンド鑑賞会」に行ってきました。
ParcAudioのユニットを使った自作スピーカーの発表会で、特に競争という訳ではないので、皆さん和気あいあいとした雰囲気でした。
最初の発表は、主催者のkeikさんから。
自宅でも使用されている、2wayスピーカーでした。
[ブログ]http://blog.goo.ne.jp/goldkeik
[発表資料]http://www.goldkeik.com/parc_sound2/keik.pdf
やはり飛び出したウーハーと、大型素子のネットワークが目を引きますが、
ダクトの形状や吸音材など、細かい所までチューニングされています。
全体的にエネルギッシュなサウンドで、芯の通った気持ちよい音でした。この辺は、タイムアライメントの効果なのかもしれません。
低音の鳴りっぷりも上々で、バスレフとして成功しているようです。全体的に透明度が高いのはユニットのお陰でしょうか。
お次は、ケイさんの「K-N1(ケー・エヌワン)」。
密閉箱改め、バスレフ箱でのリベンジとのことでした。
[ブログ]http://blog.goo.ne.jp/goldkeik
[発表資料]http://www.goldkeik.com/parc_sound2/keik.pdf
容量に余裕があるのか、かなり低い音まで出ているのが印象的で、コントラバスマリンバなどの重低音を堪能することができました。とても素直な低域感だったので、説明を受けるまで「密閉型かな?」と思ってしまいました(汗)
中高域は、ユニットの特性もあって苦戦されているようでした。聴きやすさを求めて、さらに高域を落せば情報量や音楽の表情も失われると思うので、なかなか難しいですよね。
休憩を挟んで、横浜の田中さんの発表です。
5周年記念ユニットで、フェイズプラグが金色です!
今回は、昨年のStereo誌の付録アンプで鳴らしていましたが、会場である程度の音量を出してもへこたれないのには驚きました。
外観からは想像しにくいのですが、雰囲気の良い音楽を気持ちよく鳴らすことが出来ていて驚きました。ナローな古い録音を高い満足度で鳴らすのは難しいのですが、ユニットの特色を上手く生かしたのが成功の秘訣かなぁ~と思いました。
ちなみに、上のツイーターはダミーで、今後クロス周波数の調整などをしたいとのことでした。
お次は、井形さんのトリプルバスレフです。
[発表資料]http://www.goldkeik.com/parc_sound2/igata.pdf
新型が出るたびに斬新な構造で楽しませてくれるのですが、今回はユニットの周囲がダクトになる形状で、点音源を狙っているとのことでした。
トリプルバスレフといっても不自然に誇張された低音感ではなく、量感自体は控えめかなぁと感じました。その分、低域のスピード感は素晴らしく、ユニットの持ち味である立ち上がりの良さにマッチしていました。
Takeさん の作例は、自作ならではの創意工夫に満ちたものでした。
本体は竹製で、家具屋「ニトリ」で799円で購入されたとか。
板厚は薄く、それが音楽の旨みを堪能できるサウンドへと見事につながっていました。
ParkAudioのサラッとした鳴りっぷりはモニター的な淡白さにつながっていまいそうですが、Takeさんの音はそこに音楽的な響きを上手く混ぜ込めていると思いました。
本体後部にはダクトが装着され、普通のバスレフとなっているとのことでした。大迫力の低音とは違うものの、しっかりと100Hz以下まで量感と質感があり、チェロも朗々と鳴っていました。
お次は、Mr.Hippoさんの「Dream One Artist MK2」。
仕上げも見事で、市販スピーカーのような風格です!
[製作記]http://dream-creation.jp/user%20corner/F131PP/f131pp-9.html
[発表資料]http://www.goldkeik.com/parc_sound2/hippo.pdf
リニアフェーズ方式とするために、奥に配置されたツイーターが特徴です。位相が合ったことによる芯のある音に加え、若干のホーン効果が中域の張り出しを効果的に支えているようでした。ウレタンスポンジによるチューニングにより、騒がしさは皆無で心地よい音像・音場感となっていました。
ダクト内側にもR加工を施すなど、細かい所までチューニングがされている様子でした。その効果なのか、低音は引きずることなく豊かな質感とスピード感がありました。
ラストは、ケンさんの発表です。
白い本体が目を引きます!
[ブログ]http://milestone.at.webry.info/
[発表資料]http://www.goldkeik.com/parc_sound2/ken.pdf
こちらは、前後の双方にユニットがついていて、それが反動を打ち消すように固定されているのがミソです。
音の放射も前後均等になるので、どこから聴いても音がユニットにへばりつくことなく、空間にフワッと定位するのが心地よかったです。
低音は、タップリとした容量から引き出され、ウッドベースも等身大の響きでした。低域の質感に関しては、低域のインピーダンスを補正している(回路はプラスチックの容器に収納)ことも関係しているのでしょう。
使用しているのは13cmフルレンジですが、適当なところでツイーターに受け渡しているのが印象的です。それぞれのユニットはマルチアンプで理想的に駆動されていました。
このイベントは初参加ではありましたが、一人の持ち時間も丁度良く、終始和やかな雰囲気で楽しむことができました。
Keikさん、そして参加された皆様、ありがとうございました!
ParcAudioのユニットを使った自作スピーカーの発表会で、特に競争という訳ではないので、皆さん和気あいあいとした雰囲気でした。
最初の発表は、主催者のkeikさんから。
自宅でも使用されている、2wayスピーカーでした。
[ブログ]http://blog.goo.ne.jp/goldkeik
[発表資料]http://www.goldkeik.com/parc_sound2/keik.pdf
やはり飛び出したウーハーと、大型素子のネットワークが目を引きますが、
ダクトの形状や吸音材など、細かい所までチューニングされています。
全体的にエネルギッシュなサウンドで、芯の通った気持ちよい音でした。この辺は、タイムアライメントの効果なのかもしれません。
低音の鳴りっぷりも上々で、バスレフとして成功しているようです。全体的に透明度が高いのはユニットのお陰でしょうか。
お次は、ケイさんの「K-N1(ケー・エヌワン)」。
密閉箱改め、バスレフ箱でのリベンジとのことでした。
[ブログ]http://blog.goo.ne.jp/goldkeik
[発表資料]http://www.goldkeik.com/parc_sound2/keik.pdf
容量に余裕があるのか、かなり低い音まで出ているのが印象的で、コントラバスマリンバなどの重低音を堪能することができました。とても素直な低域感だったので、説明を受けるまで「密閉型かな?」と思ってしまいました(汗)
中高域は、ユニットの特性もあって苦戦されているようでした。聴きやすさを求めて、さらに高域を落せば情報量や音楽の表情も失われると思うので、なかなか難しいですよね。
休憩を挟んで、横浜の田中さんの発表です。
5周年記念ユニットで、フェイズプラグが金色です!
今回は、昨年のStereo誌の付録アンプで鳴らしていましたが、会場である程度の音量を出してもへこたれないのには驚きました。
外観からは想像しにくいのですが、雰囲気の良い音楽を気持ちよく鳴らすことが出来ていて驚きました。ナローな古い録音を高い満足度で鳴らすのは難しいのですが、ユニットの特色を上手く生かしたのが成功の秘訣かなぁ~と思いました。
ちなみに、上のツイーターはダミーで、今後クロス周波数の調整などをしたいとのことでした。
お次は、井形さんのトリプルバスレフです。
[発表資料]http://www.goldkeik.com/parc_sound2/igata.pdf
新型が出るたびに斬新な構造で楽しませてくれるのですが、今回はユニットの周囲がダクトになる形状で、点音源を狙っているとのことでした。
トリプルバスレフといっても不自然に誇張された低音感ではなく、量感自体は控えめかなぁと感じました。その分、低域のスピード感は素晴らしく、ユニットの持ち味である立ち上がりの良さにマッチしていました。
Takeさん の作例は、自作ならではの創意工夫に満ちたものでした。
本体は竹製で、家具屋「ニトリ」で799円で購入されたとか。
板厚は薄く、それが音楽の旨みを堪能できるサウンドへと見事につながっていました。
ParkAudioのサラッとした鳴りっぷりはモニター的な淡白さにつながっていまいそうですが、Takeさんの音はそこに音楽的な響きを上手く混ぜ込めていると思いました。
本体後部にはダクトが装着され、普通のバスレフとなっているとのことでした。大迫力の低音とは違うものの、しっかりと100Hz以下まで量感と質感があり、チェロも朗々と鳴っていました。
お次は、Mr.Hippoさんの「Dream One Artist MK2」。
仕上げも見事で、市販スピーカーのような風格です!
[製作記]http://dream-creation.jp/user%20corner/F131PP/f131pp-9.html
[発表資料]http://www.goldkeik.com/parc_sound2/hippo.pdf
リニアフェーズ方式とするために、奥に配置されたツイーターが特徴です。位相が合ったことによる芯のある音に加え、若干のホーン効果が中域の張り出しを効果的に支えているようでした。ウレタンスポンジによるチューニングにより、騒がしさは皆無で心地よい音像・音場感となっていました。
ダクト内側にもR加工を施すなど、細かい所までチューニングがされている様子でした。その効果なのか、低音は引きずることなく豊かな質感とスピード感がありました。
ラストは、ケンさんの発表です。
白い本体が目を引きます!
[ブログ]http://milestone.at.webry.info/
[発表資料]http://www.goldkeik.com/parc_sound2/ken.pdf
こちらは、前後の双方にユニットがついていて、それが反動を打ち消すように固定されているのがミソです。
音の放射も前後均等になるので、どこから聴いても音がユニットにへばりつくことなく、空間にフワッと定位するのが心地よかったです。
低音は、タップリとした容量から引き出され、ウッドベースも等身大の響きでした。低域の質感に関しては、低域のインピーダンスを補正している(回路はプラスチックの容器に収納)ことも関係しているのでしょう。
使用しているのは13cmフルレンジですが、適当なところでツイーターに受け渡しているのが印象的です。それぞれのユニットはマルチアンプで理想的に駆動されていました。
このイベントは初参加ではありましたが、一人の持ち時間も丁度良く、終始和やかな雰囲気で楽しむことができました。
Keikさん、そして参加された皆様、ありがとうございました!
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