さて、最近外出の多いカノン5Dですが、
今日は、BASICシリーズの進捗を書こうと思います。
BASICシリーズは、FOSTEXの10cmユニット2発を使用したスピーカーで、共鳴管型のものとなります。
大きな本体から出てくるサウンドは、一般的な小型ブックシェルフ型とは異なる「空間を動かす低音」を再生できます。そのスケール感や低域の音色感は、他では代えがたいものなのです。
さらに、小口径×共鳴管の方式では、大口径スピーカーのような複雑な方式(3wayなどの帯域分割)も殆どなく、聴き心地のよいサウンドを狙うことができます。
昨年の自作スピーカーコンテストで、音質賞を受賞した「83Diamond」もその設計思想に基づくものですね。
5月前半は、第一試作箱(S-057)として、ざっくりとした音道を決定。
本体設計として、一回折り返しの共鳴管でいけそう、と確信ができたのはこの箱のお陰ですね。
5月下旬になってから、第二試作箱(S-058)を作製して、より詳細に設計をつめています。
第二試作箱は、音道が自在に変えられる構造となっているので、
既に7パターンほどの設計を試すことができました♪
気になる方も多いと思うので、
(試作箱S-058で試したうちの一つの)周波数特性(軸上1m)を載せておきます。
※ツイーターは未接続
60Hzぐらいまで伸びた特性で、まあまあな所ですね。 定在波の影響で見にくいですが、50Hzまでは十分に出ています。
16cm口径の市販入門クラスと同等レベルではあるので、低域の伸びとしては十分でしょう。
もちろん10cm口径なので、頑張れば40Hzまで捻り出すこともできますが、
「限られた部屋でしか鳴らない」「限られたソフトしか鳴らせない」「スペースファクター最悪」というリスクを冒すことになってしまいます。
まあ、個人で参加するコンテストであれば、その場限りの攻め込んだ設計としますが、
あくまでも製品なので「お客さんの手にわたってどうなるか?」を想定しながらの設計となります。
設計の微調整では、周波数特性だけでは見えないところも詰めています。
聴感、周波数特性、インピーダンス特性の結果を総合的に解釈して、最終的な設計を決めていきます。
次週は、この部屋を飛び出して、違う環境で鳴らしてのテストを予定しています。
まだまだ続く道のりですが、頑張っていきましょう!
今日は、BASICシリーズの進捗を書こうと思います。
BASICシリーズは、FOSTEXの10cmユニット2発を使用したスピーカーで、共鳴管型のものとなります。
大きな本体から出てくるサウンドは、一般的な小型ブックシェルフ型とは異なる「空間を動かす低音」を再生できます。そのスケール感や低域の音色感は、他では代えがたいものなのです。
さらに、小口径×共鳴管の方式では、大口径スピーカーのような複雑な方式(3wayなどの帯域分割)も殆どなく、聴き心地のよいサウンドを狙うことができます。
昨年の自作スピーカーコンテストで、音質賞を受賞した「83Diamond」もその設計思想に基づくものですね。
5月前半は、第一試作箱(S-057)として、ざっくりとした音道を決定。
本体設計として、一回折り返しの共鳴管でいけそう、と確信ができたのはこの箱のお陰ですね。
5月下旬になってから、第二試作箱(S-058)を作製して、より詳細に設計をつめています。
第二試作箱は、音道が自在に変えられる構造となっているので、
既に7パターンほどの設計を試すことができました♪
気になる方も多いと思うので、
(試作箱S-058で試したうちの一つの)周波数特性(軸上1m)を載せておきます。
※ツイーターは未接続
60Hzぐらいまで伸びた特性で、まあまあな所ですね。 定在波の影響で見にくいですが、50Hzまでは十分に出ています。
16cm口径の市販入門クラスと同等レベルではあるので、低域の伸びとしては十分でしょう。
もちろん10cm口径なので、頑張れば40Hzまで捻り出すこともできますが、
「限られた部屋でしか鳴らない」「限られたソフトしか鳴らせない」「スペースファクター最悪」というリスクを冒すことになってしまいます。
まあ、個人で参加するコンテストであれば、その場限りの攻め込んだ設計としますが、
あくまでも製品なので「お客さんの手にわたってどうなるか?」を想定しながらの設計となります。
設計の微調整では、周波数特性だけでは見えないところも詰めています。
聴感、周波数特性、インピーダンス特性の結果を総合的に解釈して、最終的な設計を決めていきます。
次週は、この部屋を飛び出して、違う環境で鳴らしてのテストを予定しています。
まだまだ続く道のりですが、頑張っていきましょう!
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