今日は、明後日の再生技術研究会OFF会で発表予定の、新作「S-050」の紹介をしようと思います。
S-050は、搭載するユニットに注目です。
先日紹介したRight-EAR製「C0607」を搭載し、平面ユニットならではの低歪な再生音を実現しています。
このユニットの構造は、音楽信号が通る電線が配されたフィルムを中心として、その前後に磁石を配したものです。
こうした独自の構造により、振動板全面が駆動点となり、分割振動が起こりにくくいことから、低歪な再生音を実現しています。
特に女性ボーカルは特筆すべきものがあり、澄み切った瑞々しいボーカルは、他では代え難いものがありました。
本方式は、1988年に「プロトロ」により開発され、2007年に設立の「Right-EAR」がこのライセンスを購入し、製品化に至っています。 Right-EARは、ユニット単体での販売のほか、ピロースピーカーやブックスピーカーなどの完成品も販売していますね。
一方で、エンクロージュアに注目すると、S-050はバックロードホーン型のエンクロージュアとなっています。
特徴的なのは、そのホーンの広がり方で下図のような広がり方となっています。
一般的なバックロードホーンは、「エクスポネンシャル曲線」に基づくホーン形状(点線)としますが、S-050では重低音に効くホーン後半部での広がりを穏やか(右図、実線)としたホーンにすることで、重低域まで効率的な増幅を実現しました。
<S-050の特性>
軸上1m 周波数特性
ユニット直前 周波数特性
ダクト直前 周波数特性
インピーダンス特性
「スピーカー再生技術研究会」の発表では、S-050の低歪な音を聴いて頂けるようなソフトをお聞かせできればと思っています!
S-050は、搭載するユニットに注目です。
先日紹介したRight-EAR製「C0607」を搭載し、平面ユニットならではの低歪な再生音を実現しています。
このユニットの構造は、音楽信号が通る電線が配されたフィルムを中心として、その前後に磁石を配したものです。
こうした独自の構造により、振動板全面が駆動点となり、分割振動が起こりにくくいことから、低歪な再生音を実現しています。
特に女性ボーカルは特筆すべきものがあり、澄み切った瑞々しいボーカルは、他では代え難いものがありました。
本方式は、1988年に「プロトロ」により開発され、2007年に設立の「Right-EAR」がこのライセンスを購入し、製品化に至っています。 Right-EARは、ユニット単体での販売のほか、ピロースピーカーやブックスピーカーなどの完成品も販売していますね。
一方で、エンクロージュアに注目すると、S-050はバックロードホーン型のエンクロージュアとなっています。
特徴的なのは、そのホーンの広がり方で下図のような広がり方となっています。
一般的なバックロードホーンは、「エクスポネンシャル曲線」に基づくホーン形状(点線)としますが、S-050では重低音に効くホーン後半部での広がりを穏やか(右図、実線)としたホーンにすることで、重低域まで効率的な増幅を実現しました。
<S-050の特性>
軸上1m 周波数特性
ユニット直前 周波数特性
ダクト直前 周波数特性
インピーダンス特性
「スピーカー再生技術研究会」の発表では、S-050の低歪な音を聴いて頂けるようなソフトをお聞かせできればと思っています!
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、エッジが無いため気密性は低いと思います。おそらく、完全な理想的な動作とはなっていないと思います。
こうした不完全な状態の動作ではありますが、周波数特性から察するに、(結果論として)ある程度の共鳴は得られているのかな、と考えています。
「カノン5D」さんの、多方面にわたる果敢な実験的試み、内容が濃くいつも勉強させていただいています。というか、ブログの更新が待ち遠しくて仕方がありません。
このブログのおかげで、「C0607」というユニークなユニットの存在を知ることができました。私も購入しようと、さっそく問い合わせをしています。