オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

スピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。
リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

ALPINE DLS-108X 試作1号機の試聴感想

2011年06月25日 09時06分42秒 | オーディオ
完成した試作1号機の試聴です。

まずは、ざっとf特測定。
今回は2wayなので、ネットワークの調整も簡単に行います。

まずは、標準のまま。
2.7μF、アッテネーター(ATT)無し


この状態だと、強烈な中抜け&ハイ上がりなので、
とりあえずコンデンサを4.9μFとして、アッテネーターを絞り込みます。


もう少し高域にスパイスが欲しいので、アッテネーターを少々開くと・・・

まだビミョーではありますが、とりあえず聴ける状態になりました。


実は、この測定結果もホーン開口に吸音材を大量に詰めた後なのですw
それほどまでに、低域(100Hz~200Hz付近)が膨れ上がってしまい、処理に手間取りましたorz

f特を見ても、400~100Hzに盛り上がりが確認できます。
鋭いピークは「ホーホー」と聴こえますが、これだけ幅広いと全体的なバランスが変わってくる状態です。
ウッドベース単発のような曲は気持ちイイのですが、それ以外が聴けない状態ですw

このように、中低域がブロードに盛り上がるのは
空気室が小さすぎる証拠です。
容量 3.3Lでも小さすぎるとは・・・やるなぁ、このウーハー。。。

一応、80Hzまで出ているように見えますが、実際に聴くと低域が詰まった感じでレンジ感に不足を覚えます。
このように「量感はあるけど、伸びが不足していて、低域が詰まって聴こえる」というのは、ホーンの広がりが大きすぎるためですね。


昨年の『ヘキサロード』の経験があったからこそ、
次回作の構想が明確になっていきます・・・!

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ALPINE DLS-108X 試作1号機の... | トップ | ALPINE DLS-108X 試作2号機の... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Alpineの能率 (2115B)
2011-06-26 08:22:09
とても興味深く拝見しています。
このAlpine10cmの能率は、他のユニットと比べてどんな感じでしょうか?
返信する
コメントありがとうございます (カノン5D)
2011-07-01 06:08:26
能率は、カタログスペックの「90dB/W・m(4Ω)」ですが、実際には86dB/W・m程度に聴こえます。FE83Eより若干小さいかな・・・という感じですね。
返信する

コメントを投稿

オーディオ」カテゴリの最新記事