オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

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リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

インシュレーター比較試聴。

2008年09月24日 20時26分25秒 | オーディオ
知り合いの方からお借りしているインシュレーターを比較試聴してみました。

まず、写真左上
「QB-3」山本音響工芸
安価な木材系インシュレーターで有名なシリーズの中の、アフリカコクタン材になります。
音色的には、HiFi調。木材系らしい温かみは感じられず、ストレートな音調です。
ただ、特に魅力的という訳でもなく「それ以上でもなくそれ以下でもない」とも言えるかもしれません。

次は写真左下
「TUNING BASE GENTALLOY」DELCATEC
こちらは金属系。防振に優れた合金で、(普通の円筒形のため)素材メインの効能のようです。
音色的には、ホット&ウォーム。一聴しただけでは、木材系インシュレーターと間違えそうですが、特有の癖が中音域に乗らないのはこの特徴。高密度素材のためか、重心も下がり低域の響きも厚い。
心配していた金属系の付帯音は皆無のようです。

最後は写真右側、こちらは端材ということで頂いてしまいました。
「TO3-2010」J-1プロジェクト
多目的に使えそうなシート状の材料です。
具体的には、ハイポリマーを1mm程度の厚さにしたもので、割と柔らかいです。
音色的には、微小信号再現性が高まるためか、ホールトーンが豊かになり好印象です。同じJ1のインシュレーターより軟質系寄りな音色ですが、「微小信号が消えてしまう」といった軟質系インシュレーターにありがちな欠点は確認されませんでした。
微妙に芯が柔らかめの音になりますが、これは細部の音が描かれているためでしょう。
ちなみに、J1らしく固有の音色付けは感じられませんでした。


さて、こうして試聴した結果、
「TUNING BASE GENTALLOY」+「TO3-2010」の組み合わせが良好に感じました。
J1のシートである「TO3-2010」は、2000円前後と試しやすい価格なのが魅力ですね。
「TUNING BASE GENTALLOY」は…あれ?見当たらない? 探し方が悪いのだと思いますが、どこで販売されているのか分かりませんでしたorz

まだまだ使いこなしによって、機材の能力を引き出すことが出来そうです。

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4 コメント

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レポありがとうございます (ひでお)
2008-09-25 02:32:30
本当に切れっ端をお渡ししてしまってスミマセンです(恐縮
やはりJ1のダンピングシートは金属系の素材に貼って使うと良好みたいですね。
ウチでもサウンドケア SS8等のスパイク底に貼って使うのが金属臭が緩和されるため非常に効果的でした。
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コメントありがとうございます。 (カノン5D)
2008-09-25 23:16:03
シール素材なので、色々な所で試しています。
軟質系に近いためか、木や金属といったJ1以外との相性も良いように感じますね。金属臭の除去という点では、10円玉と組み合わせて超リーズナブルなインシュレーターも作れそうです。
返信する
Unknown (Unknown)
2009-02-12 22:12:21
TUNING BASE GENTALLOYってどこで手に入るんでしょ?・・・欲しい。
返信する
コメントありがとうございます。 (カノン5D)
2009-02-13 08:42:58
コメントありがとうございます。

ご質問の
>TUNING BASE GENTALLOY
これは「DELCATEC」というブランドのものなのですが、
どうやら、販売(というよりブランド自体)が無くなっているようです。
私も、知人からお借りしているもので、その知人も兄から譲り受けたものらしく・・・

ちなみに、「GENTALLOY」は防振金属の一種を表す単語です。
後日試聴したところ、バック工芸社の木のインシュレーターと同等ぐらいの温かみのある音で驚きましたね。
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