大村知事、減税を断念！

　大村愛知県知事が選挙公約だった県民税の減税を断念したと発表しました。

　当選後、いろいろ手を尽くして減税公約を果たすように努力してきたようですが、結局議会の抵抗であきませんでした。

　当初は県民税５～１０％を目指していましたが、議会の抵抗で一律１０００円減税を提案。

　これもダメで減税を予定していた３０億円を子育て支援や障害者のために使うという案で乗り切ろうとしています。

　議会の言い分は「減税して県民サービスを低下させるよりちゃんとした税金の使い方で県民に納得してもらった方がいい」ということらしく、子育て支援や障害者福祉のための支出にも概ね賛成してるようですが、反対の声もあるそうな・・・。

　「県民税減税」を旗印に大勝した県民の声が議会で通らないなんて、愛知県議たちは県民の敵だとしか思えません（じいちゃん、減税なんて嘘っぱちだと思ってたので応援はしなかったけど、県民の多くが騙されちゃいました）。

　減税に反対した県議は県民の意思を理解できない輩なので、全部次の選挙で落としてやりましょう（と言っても「オラが先生」と叫んでる応援者も一杯いますから結局また当選するんでしょうけど）。

　県議たちが言う「県民サービスのための税金の使い道」っていったいなんでしょうか？

　道路整備や使われているかどうか分からない会館やスポーツセンターみたいなものの建設でしょうか？

　スポーツセンターも必要かもしれませんが、利用していたことがあるじいちゃんが考えるに使ってる人はいつも同じ人たちばかり。

　地域に安く使える立派なスポーツ施設があることを知らない人もたくさんいて、民間の高いスポーツジムに通っています（もしかしたらスポーツセンターを利用してるのはじいちゃん・ばあちゃんばっかりで、高齢者と一緒に運動するのはイヤだと思ってる人が多いのかも）。

　施設に併設されている駐車場なんかも当初（１０年くらい前まで）はタダだったのに、現在は３００円位取っています。

　なんでかというと、管理を民間企業に任せちゃったからで、本来なら県民や市民の福祉目的の税金で運営されるはずが、特定企業の営利目的に利用されているところも多数あります。

　もちろん施設本体の管理自体も民間で行っていますが、これはほとんどが元役所の職員や先生たちの天下りの場所になっています（国体出場選手のための職場にもなってる）。

　こんなことで本当に県民のためになっていると言えるんでしょうか？

　議員たちも減税が行われれば、当然自分たちの給与にもじわじわと影響が出てくるだろうし、自分の選挙区の応援者からの陳情にも応えられなくなるかもしれないということから減税に反対してる人が多いんではないでしょうか？
　

　こんなことが本当に反対の理由なら議員を応援してる人たち以外の一般選挙民にとっては、とんでもない裏切り行為だと言わずにはいられません。

　まあ、じいちゃんは当初から河村名古屋市長と結託した大村県知事の公約は胡散臭いもんだと思ってましたが、案の定県民の期待を裏切って何もできんということが分かったことで、政治への不信感をいやがうえにも募らせて頂いたことを彼に清き一票を投じた人々に反省してもらいたいと思う所存でございます。