健康100話（486）：鍛えることを日常に加えてみる

「齢（よわい）を重ねる」という言葉があるように、人は年齢を重ねると少しづつ弱い部分が多くなるのは自然の摂理。
筋力、視力、聴力など、様々な能力が低下し、不便を感じることもあるでしょう。
ただ、時に「筋力」が低下するとそれが原因で「痛み」を覚える時があります。

筋肉は、片方が頑張り過ぎると、関係のある反対側の筋肉は仕事をサボる拮抗関係があります。
この関係が崩れた為に発生する痛みは、治療や薬というのは苦しみを和らげる程の効果しか期待できません。

西洋医学は、薬を使って身体内部の変化を促すか、外科的手術で整復する２つの方法があります。
しかし、なかなかこの２つでは筋肉のバランスを整える事は難しい（本当は不可能と書きたい）のです。

東洋医学は、痛みや苦しみを感じている個所だけを診ずに、全体のバランスを考えます。
だから、時には「鍛える/鍛錬」という行為が治療の選択肢に入ってくる事があるのです。

普段、仕事をサボっている為に筋力が低下している場所を積極的に動かして、筋肉の「弾力」を取り戻すと、「軽く」感じるようになったり、動きが楽になる事が多々あります。

ただ、多くの人は「疲れる」「キツい」「しんどい」「めんどくさい」など、ネガティブに思われる人が多いのも事実！。
でも、筋肉の問題を改善する「薬」は存在しません！。
筋肉は自分んが動く以外でパフォーマンスを向上させる事はできないので、鍛えるを拒否すると苦しみは続いてしまうでしょう！。
（筋肉量を増やすサプリメントが売られてますが、飲んでも自分が動かなければ意味がありません）

ただ、高齢者になったると「やる氣」が起きないのも事実。
だから、出来る年齢の時に習慣づけておく事が大切だと考えます。

例えば、腕立て伏せや腹筋運動を何十回行えと言ってるのではありません。
数回でもよいので、気になる場所を動かすという意味で、数回でも良いのです。

鍛錬は、やった人にしか解らない世界が待っています。