二度目の仕込み

仕込みも二度目ともなると、なかなかスムーズである。やることがはっきりわかっているので、段取りをなぞるだけでよい。もちろん、場所により、モノにより、違いがあるので、細かい修正は必須。

渋民の姫神ホールは、前の架空で最後の公演をした、想い出の場所だ。楽屋から見た岩手山がものすごくきれいだったことを思い出した。

途中、ナレーションの修正が入り、盛岡に戻って読むこと１行。５分とかからず終了。

まあ、クリーニングされた衣裳を取りに行くというついでがあり、なんというか一石二鳥気分であった。

この日最大の話題は「了解です」の問題。照明のＣさんは、その手の話題を異様に深く考えている。メールの返事で「了解」した場合の、返事が「了解です」なのか「了解しました」なのかについて、熱く語る。

なかなか文字で簡潔に説明するのは難しいが、物書きの端くれとしては、そういうこともできる人間でありたいモノだ。