ほぼ一週一ネタgoo

2016年の投稿を最後に滞っていたブログを提供元の閉鎖を機に引っ越し。今後の更新は不明瞭。

忙しい日

2007-08-02 09:39:06 | 芝居
31日から子ども演劇ワークショップが始まった。例によって子どもまみれの日々が始まるのだ。今年は、講師陣の日程の関係から、前半後半に日程が離れている。

前半は31から2日、後半は9から11日。

とりあえず、この日程の間は、現場の仕事は休む予定にしていたのだが、午前中で終われる、川の測量の仕事をやることになった。

朝起きてからハタと気づく。そういえば、河北新報の原稿の締め切りは今日だった。朝の1時間ちょっとを使って、なんとか原稿を書き上げる。しかし、かなり文字数をオーバーしているので、推敲しなければならない。しかしそんな時間はない。出発の時間が近づいている。

現場の道具を積み込み、しばし待つ。のち、いつもの相棒Kちゃんと一緒に出発。水位が大分下がっていたので、3本川を渡っても結構楽だった。

と、その現場の最中に、電話が入る。急ぎのナレーションが入ったのだ。順調に現場が進む可能性が高かったので、12時に録りの予定を入れる。現場を片づけて家に戻れたのは11時過ぎ。早めの昼食をテキトーに済ませて、清水町に向かう。

録りも順調に15分くらいで済ませ、もりげきへ。ワークショップが始まるまで30分。タウンホールの楽屋に椅子を並べて横になる。俺は昼寝しないとダメな体になっているのだ。そして1時5分前に目を覚まし。子どもまみれ。

今回のテーマはイソップ物語。それを脚色してみようというのだ。脚色という作業は案外ハードルが高いことに、ワークショップが始まってから気づく。結構難しい。そんなの最初から気づけってな。

前半三日では、イソップ物語を5本セレクトし、それを内容に沿ってそのままセリフに起こしてみた。事前の会議で、講師やスタッフが案外イソップ物語を知らないということを知り、果たして子どもたちはイソップ物語を知っているのだろうか? と心配していた。

ところが、フタを開けてみると、みんな結構知っている。なんで知ってるんだろう? と思ったら、学校で「朝読書」とかしてんのね。それでみんな結構読んでいるらしい。俺らも良く知らないような話を知っていたりする。「オリーブと葦」とか「カニの横歩き」とか。

一般的には「北風と太陽」「ありときりぎりす」など、その辺がポピュラーだと思うのだが、まあ、もちろんその辺は知っている子どもも多い。意外なのは「ウサギとカメ」がイソップだったってこと。俺なんかこいつは日本の昔話だと思ってたからね。

そんなこんなで、あんまりイソップを知らないであろうという前提のプログラム構成が崩れそうな予感があったのだが、そんなことはお構いなしにプログラム通りに進める。まず講師とスタッフが7本の作品を読み聞かせる。「子どもワークショップ見に来ない?」と気軽に誘って、ほいほいやってきた、劇団ZのAにもいきなり読ませてしまう。かなり緊張していて面白い。

んでまあ、人気の5本を選んで脚色の作業をしてもらおうってわけだ。さしあたって、最初のセリフだけは与えて、それを回し書きでセリフを作ってもらうことにした。なんだかんだとセリフもストーリーも進められるようだ。

一安心し、次のハードルへ。チームごとにそれぞれ作品一本を脚色するのだが、後半が始まるまでに、元々のストーリーにないエピソードや登場人物を考えて、それをセリフで書いてきてもらおうってわけだ。相当難しいとは思う。

みんな頭に?マークが浮かんでいる状態のまま、中休みへ。

終了後一度家にもどり、河北新報の原稿の推敲を済ませて、送信し、風呂とか入ったくらいにして、啄木伝の積み込みへ。それが終わったのち、風のスタジオの片づけ。啄木伝の稽古場で借りっぱなしだったギャラリーの方を掃除する。

そして家に戻ってから、午前中の測量のデータを打ち込んだり写真を送ったりなんだり。忙しい一日だった。でもきっちり昼寝はしてんだけどね。しかし、急激に完璧に夏になったな。