実母からのモラルハラスメント

実母からモラルハラスメントを受けて数十年。
終焉を迎えました。

自己投影①

2008-12-15 | 母というひと
人格障害、モラルハラスメント、ACについて学んで以来、
母に対して抱いていた母親像が180度変わった点がいくつかある


そのひとつに、母は口が悪いがあまり深く考えていない
本人に悪気はないと思っていた点


心に思ったことをすぐに口に出して言ってしまい、相手が気分を害するということに、無頓着なのだと思っていた
傷つけるつもりで発した言動ではないと。



しかし、それは違った

傷つけるつもりで行っていたのだ
それはつまるところ、自分の心の安定をはかるためだろう

自分が傷つかないようにするために他人を傷つける
そうやってバランスをとる

その行いをしているときは無意識かもしれないが、咄嗟に判断し、言動、行動に移せるのは、長年の生育歴から刷り込まれたものだと思う
そのようにしか反応できないのだ



すぐに感情的になってしまう母を目の前にすると、何を言っても無駄だからと
嵐が過ぎ去るのを待っていたのだけど
感情的になりながらも、ちゃんと計算したうえだったのかと思うと
あっぱれとさえ思ってしまうのだ


「自己投影」という症状がある

自分の嫌な部分を他人に押し付けてしまう「投影」というやり方


私は今まで、ずっと押し付けられていたのだと気付いた


「アっちゃんは、すぐ策略する」

こんなことを何度も言われた
今思い出しても自分が何を策略していたかさっぱり思い出せないのだが。
(確か、結婚の相談を母に一番最初にではなく、近くに住む兄に相談したことを「策略」だと言われたことがある)



そのとき、母は自分がなにか策略していたはずだと、今となっては確信できる


父の入院から葬式にいたるまで、母はさまざまなことを「策略」していた
あるとき、それを他人に指摘された


「アッちゃんのお母さんは、その場限りでわめいてるだけかと思っていたんだけど、なかなかの策士よ」


と。


他人に言われるほどだから
やはり事実なのだろうな


私が知らない「策略」もまだまだたくさんあると思う