気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

新年会でヒロインになる

2011-01-19 20:53:17 | コスメ・ファッション
 松も取れたこの時期に毎年メイン銀行関係の新年会があります。今年は人数が若干少なく感じましたし、始まりも早く終わりも早い。賞味二時間で締めの挨拶がありました。ホテルでの立食パーティーなのでご年配の方々には辛いご様子。とにかく会長や支店長、支部長に挨拶をして、なじみの顔を見つけては話しこみます。
 実は二年続けて参加できなかったので、私がいる事に非常に驚き喜ばれました。毎年何かしら事件があって参加出来なかったのです。
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 今年は二年ほど前に誂えた松竹梅の訪問着を着てみました。半襟は池田重子さんの店で買ったもの。帯は七福神に招き猫柄の袋帯。全体的に新年らしい雰囲気にしてみたら・・・・・これがまた大好評。ほめられましたよ。「いい着物ねえ」って。勿論お世辞ではあるでしょうけれど「似合うわよ」ともいわれて・・・・にんまりです。
 午前中に仕事をして、急いで着替えて銀座で池田重子日本のおしゃれ展を堪能。二回目なので今回はビデオをじっくり二回ずつ観て回りました。最終日なので凄い人の数。さすがです。
 展示会場では和小物展ということで、かわいい帯留をゲット。
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 結構大きめのガラス細工。とんぼ玉を作っている香川県のお店の物。漆や金も使われていて訪問着の金の色とぴったりなのでその場で付けてみました。そこでも着物は褒められました。うれしいです。同じ作品で兎もあったのですが、幾ら今年の干支だと言っても二個も三個もいらないので浜千鳥を選びました。なかなかないのですよね。福良雀は良く見かけるのですが。
 他に翡翠の店や鼈甲の店もあって、リサイクルアンティークの着物・帯が山に積まれていたり、着付け小物の店もまだ出店中。ぐるぐる回って、お昼も過ぎたので次の店に出発。
 銀座で食べるのはやっぱりハゲ天。今は1000円の季節のプレートなんかもあってリーズナブルに頂けるのでランチには丁度良いですね。お腹にもお財布にもやさしいのは有りがたいです。でもここにも中国人の団体が。たくましきチャイナマネー。
 次は鳩居堂にて水墨画用の墨汁を選びます。名前を忘れてしまったので店員さんとカタログをめくってやっと探せました。さすがに老舗です。じっくり悩ませて頂けるのは有りがたいですね。
 次には七宝焼きの店。ここで姫の大好きな「赤富士」の絵皿を購入。姫にうれしい事があったのでお祝いです。ついでに「梅に鶯(目白だけど)」のピンブローチを見つけて一緒に購入。襟元に追加したらいい感じ。和服の襟にピンブローチ?と驚かれるのですが、以外にいい感じですよ。
 というのも、池田さんのビデオの中で「画龍天清」というのがあって、龍を描く場合は目を最後に描く。同じように帯留は着物を着る中で一番最後にするもので、これで「行く」か「引く」かが決まる。池田さんはその「淵」を探し続けているそうで、いつでも探究心を持ってコーディネートしているのだとか。流石ですよね。それにならって、松竹梅の訪問着に、七福神の袋帯、刺繍の半襟に合わせた帯揚げと帯締め、そして浜千鳥の帯留。締めには梅に鶯。ど~だ!行っちゃったよ~って感じです。
 ここまで極めたら怖いものはない。
 沢山の着物姿の方々の中で、胸を張っていられる自分を褒めたかったです。ああ、ナルだわ。
 自宅に帰れば正月前に買った和小物の福袋が届いていてこれもまた満足。バッグや帯留、帯揚げや帯締めも沢山。自分で選ぶとどうしても好きな色や無難になってしまったり、逆に面白すぎて使えなかったりするので、福袋は良く利用します。今回は一番高い物を選んでしまったのでどうかなあと不安でしたが、大丈夫でした。大満足の内容でした。
 後日に友人を呼んで、手持ちとかぶる物やテイストに合わない物をあげたり譲ったり。
 手持ちの帯留を並べたら結構揃って来たので、これからはコーデの仕上げにも自信が付くと思います。はまってしまったなあ。これからは帯留かも。
 さて、今年は手持ちの着物で着まわすと言ったのに、池田さんの、無地紬に更紗の裾まわしの着物を見てどうしても誂えたくなったのです。そういう時って何故か良いものを見つけちゃう自分が怖い。デパートで再び一目ぼれした反物は0の数を間違えたのか?という金額。勿論「お持ち帰り~」です。更紗の反物もアンティーク物の洗い張りした反物をゲット。これで仕立てれば・・・ふふふ。また楽しみが増えました。姫には「買わないっていったじゃないの?」とか意地悪言われましたけどね。
 帯も届いてこれは「星座と砂時計」の柄。宇宙ブームだから良いかなって。何にでも使える洒落帯です。今年はこういったテーマを持った物をチョイスしていきたいと思います。
 無難な、何にでも合うという着物や帯はもういいや。
 彼岸花の帯も仕上がってくるんだとか。でも・・・・これから春だよ?秋まで待つなんて・・・・・。出来な~い!
 シクシク

化繊の長襦袢は不要なのか

2011-01-11 22:46:09 | コスメ・ファッション

 最近東レの長襦袢は買いかどうかという質問がありました。確かに長襦袢といえども正絹物はいいです。でもみれば白の無双袖だし、礼装用なのでなにも化繊じゃなくてもいいのでは?と思っているのですが。

 化繊の長襦袢は便利です。洗えるし、半襟もポリエステルを付けていればそのまま洗濯機へ入れて洗えます。色も柄も遊べるので色々揃えて楽しめます。正絹物でも暈しや鳥獣戯画の物などいろいろあるのですが、いかんせん高い。でも正絹にこだわるひとはこだわっていいと思います。

 でも、化繊の長襦袢は着物よりも便利。洗えるのがいい。

 着物を買うのに正絹か化繊か悩むなら正絹をお勧めしますが、長襦袢や肌襦袢は化繊でも大丈夫だと言いたいですね。安いものを沢山揃えて遊ぶのも一つの楽しみです。袖振りから見える襦袢は結構目立つんです。

 今は化繊と言ってもずいぶん技術が発達していて、正絹に引けをとらない仕上がりです。推奨はしませんが、躊躇している必要もないかなと思います。

 正絹にこだわりすぎるのは勿体ないですよ。


女心は複雑ね

2010-12-20 23:02:00 | コスメ・ファッション
本日は出張。鵈色の黄八丈に幾何学模様のグレーの名古屋帯。花柄のちりよけコートを着ていました。
ちりよけコートは大抵エンジ色か紺色一色。裾迄長いと雨コートにも使えるタイプがほとんど。友人のおかげで可愛い花柄コートをゲットしたのですが、これがまた目立つ。池田重子先生にも褒められて嬉しかった。
で、電車を待つホームでエンジ色のちりよけを着ているご婦人とラクダ色のコートの方と一緒になったのですが、私が近づいたらサーっと離れてしまったの。
うーん。
難しいわね。でもちょっとだけ心の中で、勝ったわ!と思う自分が居ました。
嫌な女だな、自分。
皆さん!時代に併せてみませんか?



一年総括と来年の野望

2010-12-07 23:24:32 | コスメ・ファッション
 年末は大掃除などで忙しいし、総務部としては年末調整や様々な書類に埋もれて忙しい時期なのですが、最後に自分の誕生日も来るのです。例年大掃除の日がそうなのです。昼食に美味しいうな重を注文し、英気を養って後半を頑張るというスタイル。夜はパーティーです。もう誕生日がうれしい年齢でもないのですが、やっぱり自分へのご褒美など考えてしまいます。
 この時期の誕生日の人は多いのですが、クリスマスや年末年始の忙しさにまぎれて忘れられたり、プレゼントやお年玉も誕生日も一緒にされたりなんとなく損をしている気もするんですが・・・・・。まぁいいか。
 
 着物生活の総括としては、使わない物の処分を行って手持ちを整理し次に誂えたい物も見えて来ました。呉服屋の店員とも相談したのですが毎月のテーマを決めて一枚ずつ帯などを揃えて行くのが楽しそうだねという結論になりました。クリスマスや雛祭り。イベントで揃えてもいいし、花鳥風月でもいい。贅沢に「旬」を着るような遊び心を持てる帯が欲しいなと思いました。これも一度には見つけられないでしょうから、少しずつ探したいです。
 ほんの少し残した洋服もだいぶ傷んできたので、いよいよ着物だけの生活になりそうです。小物を増やして、帯留でコーデを楽しむ事もチャレンジしたいです。髪型も工夫して楽しみたいです。
 年末年始は温泉旅館でまったりする予定。上げ膳末膳でゆったり。たまにはいいですよね。夏の旅行の変わりです。反物も我慢したし。ご褒美です。
 年始の初売りの福袋も予約したのでこれも楽しみ。今年は張り切って五万円の物を注文しました。帯揚げ帯締めはいざ買いそろえるとなると大変なので毎年福袋でゲットします。自分では選ばないような色も入っているので結構ありがたいのです。意外な組み合わせが出来たりして、楽しいです。
 中途半端になっている、ちりよけコートの製作とか、刺繍半襟の完成などやりたいことも沢山あるのでまだまだどっぷり「和」を楽しむ予定です。
 春には姫の卒業式と入学式があります。かわいい半襟を選び、髪飾りも作り直す予定です。楽しみ。子どもの成長は親にとって何よりの楽しみです。
 部屋の模様替えとともに着物をもう一度畳み直して、畳紙を変え、除湿剤や防虫剤、匂い袋の入れ替えなどまだまだやることは残っているので、大掃除の前に済ませないと・・・・。
 新しい掃除用具を買ったので今年は壁紙も掃除出来そうです。少し使ってみたのですがすごく綺麗になるのを見て興奮してしまいました。カーテンも窓枠も、ガラスもブラインドも、照明器具も全部綺麗になる。すごい!
 今年の冬は秋に仕立てたウールの袷が活躍しそうです。惜しまずに普段着の紬なども着つくす予定。
 明日から雪のマークも出て来ました。いよいよ着物も楽しい時期です。羽織やコートでも楽しめるし、別珍の足袋は便利。もっとも靴下のタビックスは便利なので通年使っています。底にウレタンが入っている足袋は底冷えを防いでくれるので、良いですね。
 さあ。カウントダウンですね。




初めての迷い

2010-11-22 23:50:29 | コスメ・ファッション

 私が着物を誂える時、「着て行く場所が決まっているから」というものと「一目ぼれ」が殆どです。

 母の残した物にはビジネスに使える江戸小紋などは少なかったので誂えました。他にパーティー用の付け下げや、法事用の色無地など。

 一目ぼれで買った物は数知れませんが、三代目がいるのでこれも決断は間違っていないと思っています。

 ところが今回は大いに迷った反物がありました。単衣にしたてて着たいという織りの反物。好きな工房で男着物の専門店ですが女性向けの反物も多く、新作には結構こだわりがあってとても好きな作品。袷の着物はだいぶ揃ったので単衣や薄ものが欲しかったので、冬の時期から気長に探そうと思ったわけですが、洋服の世界と違って直前に出回るのでそのシーズンに着ようと思うと難しいことが多いのです。仕立てを急がせても二週間はかかりますからね。普通のスーツのようにパッと選んで着て歩けるような物ではないのです。

 最終候補は二枚。黒地に柳と燕の文様が抜いてある柄。紫からグレーへのクラデーションが綺麗な地色に紅花が抜いてある柄。どちらも単衣ですっきり着られる反物です。

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 悩みました・・・・・。選べない。どっちも欲しい?いらない?選ぶなら?

 と、とうとうどちらも諦めるという結論になりました。

 私の人生哲学の中に、「悩むという事はNoというサイン」だというのがあるのです。悩まなくても欲しいものはいつの日にか向こうからやってくるので、焦らなくてもいいかな・・・と。そのうちどうしても一目ぼれの作品は出てくるのです。こうなるともう歯止めが利かない。

 まあ一枚も単衣がないわけでもないし、薄物も化繊ならあるし、絹芭蕉も二枚あるんですから、我慢しましょう。

 その代わり心から気に入っている帯に出会えたので満足。

 来年から展示会が縮小されるようです。大手の呉服店でも大変ですね。

 百貨店(デパート)の展示会などの案内も来ますが、仕事でたまに時間があれば行けるのですがなかなか難しいですね。

 展示会でも完全に観るだけで済ませられる人と、予算内で良いものに出会えたら押さえておく人と、買いたい要望だけが先行する人もいます。

 私はある程度予算を決めてその中で自分の手持ちでないものを探すタイプ。ある程度「こういう物を探している」と伝えると作家も工房も担当も探してくれます。

 それでも本当に気持ちの良い買い物が出来るのは稀です。

 ここ一年ほどは気分がよいので、今回も買っても良いのですが、う~ん。

 選べない・・・・。もう少しセレブだったらなあ。