気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

マイフェバレット満載!好きなことしかしない気まま気まぐれでもちょっとセンチメンタルな、お話ばかりですが、聞いて!

デイリー小紋でちりよけコートをお誂え

2010-11-07 21:53:28 | コスメ・ファッション

 友人Kは呉服屋に長く務める人で、若いころ選んだ着物は渋いものばかり。センスは良いものを持っている。けれど身長が高く見幅もあるので男反物で仕立てるのだとか。

 そんな彼女が着ていたのが「デイリー小紋で作ったちりよけコート」でした。

 ちりよけコートは市販されている物もありますが、大抵は無地のえんじ色・紺色などの渋いもの。羽織はまだ柄があるのですが、ちりよけや雨コートは色気がないものばかり。その中でデイリーの物は基本化繊ですから洗える物。小紋ですと無地よりも華があって素敵。理由は羽織は普通の着尺で作るから・・・ということらしい。余り布は襦袢の袖にするのだとか・・・。へえ~。

 私も欲しいと思ったのですが、単衣のデイリーがあるのでそれをリメイクすることに決定。猫が描かれている小紋があってちょうど単衣なのです。彼女は細かい花柄の小紋を選んだので私は少し大きめの柄がある物を選ぼうと思ったからです。もっと大きな牡丹の小紋は長羽織にリメイクする事に。襟を変えて、裾を短くし、見頃を少し細くして。着物から羽織は良くリメイクしているので今回は化繊でチャレンジです。

 これで野暮ったい間に合わせの、皆でお揃いの・・・という一番外に羽織る物を変える事が出来そうです。

 友人に感謝!

 この友人、いらなくなった絞りの帯揚げを「半襟に」と半分くれる人。私も付け下げを帯に仕立てた残りで帯揚げにしました。半襟でも良い感じ。ちりめんで雲取り型に絞りが入ったグレーですから使い勝手は良いはず。彼女にも分けてお揃いを楽しむ予定。着物は共通には出来ませんが帯や小物はお互いに貸し借りしてます。

 お誂えついでに、姫の小石丸の残り布でバッグと草履を作ることにしました。供用出来るので便利なはず。卒業式に良いかなと壮大な野望。

 色々なアイデアも惜しげなく出し合って素敵な着物ライフを過ごしたいです。


着物と帯の寿命?

2010-10-31 20:52:46 | コスメ・ファッション

 エコな着物である「和服」ですが、やはり物理的に修復不可能になれば捨てるしかなくなるわけですが、使用する人にとって価値がなくなればやはり「さよなら」しなくてはなりません。というのも収納にも邪魔だし有ることが心の澱になってなんだかどよ~んとなるからです。上手にリサイクル店に引き取ってもらうとか、友人に譲るなど考えます。

 どこでその境目がやってくるのかだんだんわかって来ました。

 まず、出番が少なくても礼装用の物は残すものに入ります。レアな逸品も手放せません。作り手が居なくなった物などはお宝です。

 変わりにレトロな物でも中途半端な物はいらない。大正ロマンまで行けばお宝ですが昭和の香りのするような物は使えない。敢えて昭和を主張する場合は別でしょうが・・・・今は恥ずかしくてダメだわ。塩瀬のぴかぴか帯はもう流行らないかなとか・・・・。リサイクルショップで衝動買いした安物はやはり締める事はなかったのです。三年持っていても一回もなし。ということは今後もないかなと思って処分しました。

 私の小さいころの着物は姫が着ていましたが、それも限界。良い品だけ残して後は座布団カバーにしたり巾着バッグに作り替える予定です。良い品は四代目に残すつもりです。

 セットで付いてきた帯も使い切った感があるので若い方に差し上げました。化繊だし・・・・。友人いわく「正絹を纏う人は化繊はダメでしょ」とのこと。そうなの。変なの。半幅帯ならまだ許せるのにねえ。化繊でも面白い柄の物は残せます。やはり化繊の着物も数枚ないと不便です。木綿や化繊は洗えるという点では便利ですからね。雨の日に出かける時に、コートを着るまでもない場合は化繊でさくさく出ちゃいます。

 この週末に帯のタンスを整理しました。夏物を入れ替えたり、畳みかえしたり、名古屋帯と礼装用の物を分けてしまったり、袋帯でも素材で分けたりしました。これでだいぶ探しやすくなったはず。

 着物も整理して来年の6月まではこのままで行けるはず。3月には姫の卒業式、4月は入学式ですから、また色無地の出番です。

 寿命はないはずなのにさよならすることになったのは全部自己責任です。衝動買いはもうしません・・・・・。はい。反省します。


姫の振袖完成です!

2010-10-24 19:36:35 | コスメ・ファッション

 展示会で実際に手にして、顔に充ててみてから気に入って購入を決めた小石丸の反物。染め色も地文様も自分で決めて、織り上がるのを楽しみにしていた振袖が出来上がったとの連絡が入り、週末を待って呉服屋に向かいます。

002 内揚げと袖下に20センチほど余裕を持たせて仕立ててあるので、今後身長が伸びても大振袖に出来るようにしてあります。成人式まであと8年あるんですからね・・・・・・・。余り布があるので予定よりも身長がある場合には仕立て直しが出来るでしょう。

 この染めは白熱灯・蛍光灯・自然光で色が三色に変わるという珍しい染めの方法です。地文様が浮き出てシックな感じなのに年齢を問わずに着ていられる素晴らしい出来。姫が選んだ地文様は鳳凰に正倉院文様。

 小石丸は皇后さまが育てている小さな繭と同じ物です。それだけでも何だかレア感があります。

 小学生の選ぶ色じゃないようにも思いますが、一生着ていられる素晴らしい逸品ですね・・・・・。

 でもねえ。母の財布はもう限界。8年後に払うのも一緒ですから構わないんですけどね。その分また貯めましょう。

 お気に入りの店員さんに着つけて貰ってうれしくてうれしくてぼーっとしていた姫。気分が悪いのか?と思うくらい静かでした。これから帯も少しずつ揃えればいいしね~と・・・・。まだ買うのか?

 とにかく元をとれるように着つくして欲しいです。

 

 


小物の重要性

2010-10-23 00:08:22 | コスメ・ファッション
 
 着物を着るには着物や帯は勿論必要です。その他に襦袢や肌着、腰ひもなどの着付け小物も必要ですが、案外怠りがちなのが帯揚げ帯締めです。草履やバッグも入るかもしれません。かんざしや羽織紐なども含めても良いかもしれません。
 友人Tは着物初心者で、実家の着られない着物を持ってきては友人に見て貰いダメ出しをされては溜息をつくことを何回も繰り返すこりない天然さんです。今回親類の結婚式に出席するというので友人がどういう風になっているのかと尋ねたとか。面倒見のいいKさんです。
 そうしたら、大振袖に合わせると出してきた帯が白系の名古屋帯。「無理!」だといったら「ダメなの?」と能天気な返事。当たり前です。振袖に名古屋帯?丸帯とまではいかないまでも袋帯じゃないと変わり結びは無理。名古屋帯は簡易的な帯ですから、そこのところの格付けが全く分かっていない。呆れた~と愚痴のメール。聞けば帯揚げ帯締めも揃っておらず、仕方なく手持ちの物を貸しだしたとか。帯も暈しのはいった明るい色の袋帯があったので貸したとか。着付けは現地で親類に頼めるとか。それにも着付け代がかかると思っていないらしい。親類だから無料で済まされると思っているとか。多少なりとも礼金は準備した方がいいよと助言しました。相手がいらないよと返してくればそれはそれでラッキーですからね。
 金襴や緞子は沢山持っているはず何ですけどね。何しろ勉強してくれないので全く着物の事が分かっていない。
  彼女の持っている小物はかなり少ないのです。私もずいぶんあげましたがそれでも数える位にしか持っていない。あまり高い買い物でもないので少しずつ買いそろえるのが楽しい分野なのですが、関心がなかったらしい。怖いです。足袋くらい有るんだろうね・・・・。怖いわ。
 振袖に合う長襦袢は?と聞けば自分の奴が丁度だったの~という返事だったから安心していたのに、実際には10センチもあってないらしい。もう時間もないし、いいんじゃないの?と安全ピンでごまかすことに。
 
 点検に行って正解・・・と友人Kは語っていました。面倒見がいいよね。私はスルーしてます。
 我が家の姫の振袖も仕上がったとのこと。週末に取りに行くのですが、襦袢がないので袖だけを作ることにしています。小物も草履バッグも一緒に誂えたのでトータルコーデが出来そうです。といっても無難なところに収まらないのが我が家流ですから・・・・。今後は親子で帯と小物の取り合いが予想されます。
 小物も私は年末の福袋などで買ったりしてます。昭和の香りのする実母の物も多いのですが、新品のものも多く、助かっています。帯締め一つで印象がかわるので楽しいですよね。何気ない丸くけ帯締めが好評だったりします。古典に走る事もできるし、面白いアイテムですよね。
 半襟もずいぶんありますが、限がないですね。楽しいです。
 
 もっと友人Tも勉強してほしいな・・・・・。




着物生活の必需品

2010-09-21 22:07:39 | コスメ・ファッション
 着物で生活をしていると「有って便利」「これは必要ないな」という着物用品があります。
 一番便利だと感じたのが「衣桁」。着物を掛けておけるハンガーかけのような物。姿見も付いているので大変便利。折りたためるので使わない時には部屋の隅に片づけられるのも良いです。着物は着た後に汗を飛ばすためにしばらく仕舞わずに風を通します。その際に掛けておくのに便利。コーデをするのにも便利。明日の準備に衣紋掛けに着物を吊るし、帯を出し、小物をそろえて置くのも一か所で済むので大変便利。他に呉服屋で使うディスプレイ用の衣桁もあります。これは帯など掛けて置くのに便利。もっとも帯は生温かいうちに畳みます。しわが伸びるからです。でもまだ箪笥には仕舞いません。裾除けや補正下着などを乾かすのにも便利です。高いものではないのですが、現代の家には鴨居などないのでカーテンレールなどを利用する人も多いようですが、カーテンの匂いが付いたりするので要注意です。
 次に便利なのが「籠」です。本当は「盆」が欲しいのですが、場所を考えると「籠」が便利。着つけ小物を入れておきます。腰ひもや伊達締め、帯板やクリップなど小物をまとめて置くのです。これさえあれば着つけのときにあたふたしなくて済む。片付けも便利です。ほこりよけにウコンの風呂敷を利用しています。
 いらないものとしてはあまりないのですが、ベンジンや染み抜き剤です。これは初めからプロに任せる方が良いと思っています。その中でも馬毛のブラシは便利。着物を畳む前にざっとほこりを払うだけでだいぶ違います。
 アイロン台も便利。足が立って床から少し浮くタイプが良いようです。アイロンかけだけでなく半襟を付ける時に待ち針をまっすぐに打つのに良いのです。
 半襟は丸めて菓子箱に並べています。帯揚げや帯締めはクリアーケースの書類ボックスに入れています。ある程度見えるので重なっていても探しやすいのです。綺麗に桐箱に並べる達人もいますが、その箱を置く場所を確保出来ません。バッグも箱に入れて、草履も下駄も買った時の箱にそのまま収納しています。玄関の靴箱にいれておくのは普段履きだけ。礼装用は別にしないと汚れますからね。箱に写真を張り付けて置いてすぐに中身が分かるようにしてあります。
 大きなものとしては桐の収納ボックス。引き出しタイプも良いし、茶箱のような大容量の箱も便利です。炭シートを敷いて、ウコンの風呂敷や乾燥剤もいれます。匂い袋もいれてあります。虫よけは入れません。それよりも湿気の方が大敵。正絹は虫食いがないので、素材によって使い分けます。
 これから着物を楽しむ方には是非安くても衣桁を買い求める事をお勧めします。勿論クローゼットに姿見が有る場合は鏡は必要ないですが、ちょっと掛けて置く場所を確保するのは洋服にも必要ですよね。
 最近髪飾りが増えたのでその収納も考えています。簪は見せる収納が良いようです。その他の小物はインポート雑貨の店で見つけた「デイビージョンズの箱」に入れています。例の宝箱です。開ければ帯どめや羽織紐も入っています。扇子や小風呂敷、手拭いもあります。
 つまりは上手に「和」と「洋」を分けて尚且つ両方楽しめる収納やディスプレイが良いですね。
 その為に綺麗な菓子箱は取っておきます。クッキーの缶はミシン糸を並べて収納するのに良いし、刺繍糸も並べて探しやすいように出来るので便利です。
 御香は何故かトイレの収納に入れてあります。芳香剤代わりです。女性用生理用品や下着の引き出しにも入れておけば雅になります。ハーブは虫よけにもなるので良いですね。注意したいのはあれもこれもと手を出さないこと。種類を厳選して使うのが良いでしょう。
 着物生活で欠かせないのが「御香」です。これは最後のアイテム。ちょっと香を焚くだけで雅になります。勿論入浴剤にもなるので、就寝までまったり過ごせます。いろいろ試して今一番のお気に入りは「伽羅」です。仏壇にも線香は欠かせませんがこれも知人が鳩居堂などの物を送ってくれるので有りがたく使っています。今は蚊取線香もアロマ香などがあるので良いですね。今年は秋になってから「蚊」が発生するとか。買い置きがあるので足りると良いのですが・・・・・。
 着物を揃えるのも楽しいのですが、家具も揃えると便利ですよ。