気まぐれ猫と音楽だらけの暮らし

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着物美人とは?

2010-04-21 17:48:07 | 日記・エッセイ・コラム

 著名な作家や歌手俳優など日本には「着物の似合う人」は多数います。時代劇と呼ばれるTVドラマも「和服」や「日本文化」を知るにはよい材料です。歌舞伎や能楽も素晴らしいものです。でもかなしいかな「和服」が似合わない人も中にはいる。着物好きであるが故の著作物も多いのに、どうにも似合わない。着付けもいつまでたっても下手。コーディネイトも変。まあこのあたりは個人の自由ですからいいですけど、どうにも見苦しい。

 先日某茶道教室に赴き見学したのですが、そこの講師お二人は着物がよく似合っておりました。助手の講師は色無地に見える江戸小紋。大先生は大島紬にふる~い金紗の袋帯。(なぜ古いと分かるかといえばいつも同じ場所で締めているらしく「山」が折れてそこだけ傷んでいるのが分かるからです)。生徒さんにも着物の方はいました。一人は大島紬に名古屋帯。大先生と似ている定番の藍大島です。でも帯が暗め。もう一人若い方も頑張って着つけたのでしょうか?ピンクの色無地にピンクの帯。ピンクの帯揚げと帯締め。ここまでピンクだと「いちご」みたい。この方が大変で、お手前をして立ち上がるたびに裾がはだけてくる。上前がずれておはしょりもなくなり、崩れてくる。当然みっともないですよね。でも着付けの教室じゃなく茶道教室なのでその辺はスルーです。大先生が私に着物での座り方など教授なさるのですが・・・・。それより古い生徒さんの方をなんとかしたほうがいいのでは?と本気で思いました。膝を開けて座りなさい。とか。親指を交差して座りなさい。とか。流派によってこんなにも所作が違うのかと驚きました。すこしづつ違うのです。お茶碗は内に入れないとか・・。右手は親指を広げて持つとか。(私の習った流派では右手は添えて、畳みの内へ入れると習ったのです)

 当然着物で過ごしているので所作はバッチリ。難なく過ごしておりますとばれるのです。普段から着物を着て過ごしているか否か。

 先の若い方はおはしょりを作るとき綺麗に左前を畳んでいないので腰のあたりでぐちゃぐちゃにもたついてしまうのです。腰ひもも定位置でくくらないので裾が落ち着かない。もっとも茶席の着物は上前を深くとって仕立てるのではだけることはないのですが・・・・。

 TVの茶席の番組では案内役が無駄に着替えるし^^;場面が変わるたび着物が違う。あるのは分かったけれど作り帯はやめてほしかった。わかるんですよね。作り帯は帯山がくっきりすっきり堅いのです。

 確かにショートヘアーでも着物の似合う人もおります。うらやましいです。でもねえ、沢山の本を書いておられるKさんやOさんは・・・・・・。いまいちですな。着物以外でもどうみても何を着てもいまひとつな感じですけど。

 茶道教室を辞める前にもう一度ご挨拶に伺って、粋な着物姿を披露してきたいのですが、ぐっとこらえてやめることにしました。そんなあけすけなことをしたら怒られます。というか自分のプライドが・・・・。

 また新たに教室を探すことにしました。入会金と授業料がもったいないです。