今年は二年ほど前に誂えた松竹梅の訪問着を着てみました。半襟は池田重子さんの店で買ったもの。帯は七福神に招き猫柄の袋帯。全体的に新年らしい雰囲気にしてみたら・・・・・これがまた大好評。ほめられましたよ。「いい着物ねえ」って。勿論お世辞ではあるでしょうけれど「似合うわよ」ともいわれて・・・・にんまりです。
結構大きめのガラス細工。とんぼ玉を作っている香川県のお店の物。漆や金も使われていて訪問着の金の色とぴったりなのでその場で付けてみました。そこでも着物は褒められました。うれしいです。同じ作品で兎もあったのですが、幾ら今年の干支だと言っても二個も三個もいらないので浜千鳥を選びました。なかなかないのですよね。福良雀は良く見かけるのですが。
着物を着ていても腕時計をする場合も多いのですが、大抵の場合は帯に入れる懐中時計を使用します。根付なども付けられて帯飾りの代わりにもなるので、綺麗な物はとりあえず注目しておきます。一つあれば済むのですが、そこは女心ですからね。いくつか欲しくなる。
時計は最近は電池ですからほおっておくと止まってしまいますね。一時に替えると再び全部が同じ時期に消耗しているので役に立ちません。時期をずらすべきなのですがあまり旨くはいかない。お気に入りは決まっているし、でもいつも同じは嫌だしと・・・。
今回引き出しの奥から七宝焼きの蓋がある懐中時計を発見。たしかアンティークショップで購入した記憶がある品です。メイドインチャイナ。それはいいんですけど、時計店に持ち込んで電池を交換したときにはきちんと動いて今した。時計店でも数十分は様子をみますからね。この時には何らの問題はなかったのに、いざ出かけようとこの時計を身につけたら・・・。止まる。リューズを調整して時間を合わせてまた再開すると動く。しばらくしてもう一度みると止まっている。長い間動いていなかったから秒針が鈍っているのかな?と思ってみているとどうも30秒から40秒の間、つまり5から7の間が危険地帯のようです。それを超えれば見事にまた一周するのですが、さっきは12の手前でフリーズ。
家電はたたく!これが一番ですから、とりあえず振り回したり叩いて衝撃を与えたらまた動きだす。
10分位何もなかったかのように動いたかと思うとやはり6と7の間で止まります。う~む。リューズの問題なのかな?一秒進んでピコっと戻ったりもするんです。何もこれしかもっていないわけでもないし、お宝でもないのですが、なんだか悔しいし。一回も使っていなかったので・・・・。
今は携帯電話が時計代わりだし手帳代わりなのでそんなに困ることはないのですが、前回の旅行のように携帯を紛失すると偉い事になってしまう。
いまどき時計は100均でも売ってますからね。いろいろその時の気分で替えるのも良いと思います。キャラクター商品なんか買った方が早いんじゃないのって感じにゲーセンで姫はゲットしてきますけど。
母親の残したオパールの文字盤の時計は18金なのでとても高価に見える。壊れているのでただいま見積もりを取って貰っています。着物にも良くあうので是非直したいです。でも金額がねぇ。幾らになるのかな。怖いな。でもお宝なので仕方ないです。もったいない!
というわけで相変わらずフリーズ気味の時計と格闘しています。ええい!新しいのを買うか!
最近東レの長襦袢は買いかどうかという質問がありました。確かに長襦袢といえども正絹物はいいです。でもみれば白の無双袖だし、礼装用なのでなにも化繊じゃなくてもいいのでは?と思っているのですが。
化繊の長襦袢は便利です。洗えるし、半襟もポリエステルを付けていればそのまま洗濯機へ入れて洗えます。色も柄も遊べるので色々揃えて楽しめます。正絹物でも暈しや鳥獣戯画の物などいろいろあるのですが、いかんせん高い。でも正絹にこだわるひとはこだわっていいと思います。
でも、化繊の長襦袢は着物よりも便利。洗えるのがいい。
着物を買うのに正絹か化繊か悩むなら正絹をお勧めしますが、長襦袢や肌襦袢は化繊でも大丈夫だと言いたいですね。安いものを沢山揃えて遊ぶのも一つの楽しみです。袖振りから見える襦袢は結構目立つんです。
今は化繊と言ってもずいぶん技術が発達していて、正絹に引けをとらない仕上がりです。推奨はしませんが、躊躇している必要もないかなと思います。
正絹にこだわりすぎるのは勿体ないですよ。