昨年あたりからかな。
ふとした瞬間に
自分の肉体年齢を実感してハッとするようになってきた。
何気なく声を出した時のトーン
街のショーウィンドーに映った表情。
化粧などで意識して鏡に向かう時はそれほど気にならないのに
無防備な何気ない瞬間の自分の姿が
自身で思い描いている像と乖離してきたな…と。
これは30代には考えもしなかったこと。
生え際に次第に数を増やす白髪
なかなか消えなくなった小皺。
肉体の加齢による変化は生きている証。避けようのない現実なのだけれど…。
精神的には30代くらいから殆ど変わっていないのに。
心と肉体の感覚のこの微妙な乖離。
年を重ねてゆくことの重みを、ようやくワタシも少しずつ実感し始めたってことかな。
そしてきっと
この足掻きを乗り越え、自然に受け入れられるようになった時
またひとつ成長できるんだろうな。
それまではせめて
内面に少しでも磨きをかけながら
外面の変貌に対する無意味な焦りをなだめなきゃだね…。