蒜山高原キャンプ場から遭難者救出に出発する地元消防5/1
今年のGWはかねてから行きたいと念じていた蒜山(ひるぜん)縦走が実現した。数年前につくった計画書を更新し、東京から1日がかりで車で移動。14:30頃、蒜山高原キャンプ場にチェックインした。その際受付に地元の消防署から駆けつけたばかりの隊員が、緊急です、登山口を教えてくださいと申し出た。スタッフの一人が応対し、外に出て行った。
山の神と私は、何事だろうと思いながら、キャンプ場の申込書に記入し管理棟を出ると、まさに救助隊が出発するところだった。てきぱきと装備をまとめ、あっという間にザックを背負って、猛烈なスピードで山の中に入っていった(写真)。直後、山の神とテントを張り始めると、今度はヘリが飛んできた。やばそうだ、とこのときは思った。
ちなみにキャンプ場からは、皆ヶ山(みながせん1159.4m;標準コースタイム往復3時間45分)に登れる。ただこの山域を地図で見たかぎりでは、気をつけなかければならないような危険箇所はとくにない。翌日手配して乗った蒜山タクシーの年配の運転手によれば、そもそもここでは滑落や転落事故は聞いたことがないから、たぶん疲労して動けなくなったか、転んで足をくじいたか、どっちかだろうと。たしかにWebのニュースをチェックしても出てこなかったので、軽微な事故だったのだろう。それでも救助要請があれば、出動しなければならないのが、消防。消防の方々のご苦労を思うと、頭が下がります。