はーい、げんきです。

遠くにいる友達に私的トピックスの紹介。話題はその時その時いろいろ。

7月7日の南相馬あたり

2012-07-09 21:51:23 | daily
 先週末は珍しく車で遠出。
 というか、福島へ。
 やっと。
 すっかり近くて遠い場所になってしまった、浜通り。
 雨の土曜日、いざっ!
 
 ウチから6号真っ直ぐで来られるのにー
 なんで8時間も掛けて来とるんや!それは下道使ったからー

 で、集合場所の、道の駅南相馬。
 
 今回は、福興浜団さんに参加です。
 ボラセンとは違うのは、スコップ団と同じね。
 しかし。
 どんどん雨。
 今日は無しかなーと思っていたら、屋内作業が一件。
 工場の後片付けになりました。
 車に乗せてもらって、小高地区へ移動です。
 お手伝い先は、家具工場?という感じ。
 何社か入っていたようで、依頼主さんは、百貨店や小売店の商品の陳列棚など作っていたのだそうです。
 きれいな化粧板や、素敵にカーブした板ガラスなどが散在していました。
 工場は既に移転して、創業しているらしいです。
 ここは、このままでは使えないので、持ち主さんに返して、直して貰って、また戻ってきたい、とのこと。
 みんながみんな、この地を離れたがっているわけではないと知って、ちょっと嬉しい気がしました
 今は電気通ってないそうです。
 近くに発電所あるのにね
 壁に残されていたカレンダー。
 
 昨年3月のまま。
 壁にドリルが掛かっていた跡。
 
 現場は整理整頓が基本
 作業場、広いんです。
 
 すっかりきれいになりましたが、ここに板が幾重にも重なっていて、最初は終わらないんじゃないかと。
 
 一件で十分です。
 外はやっぱり植物天国
 
 津波はこの下で止まったそうですが、地震の被害も大きく、直後は出られなくなってしまったそうです。
 
 眼下に広がる田んぼ。
 雨が降って水が溜まると、なかなか引かないらしいです。
 遠くに見えるまばらな松林は、沿岸部のあちこちで見て来ました。

 お手伝いは、お昼を挟んで、3時前には終了。
 その場で解散です。
 道の駅へ連れ戻ってもらいます。
 お疲れさまー

 それでは私も自分の車に乗って移動を始めます。
 南相馬市は、平成の大合併で生まれた市。
 原町市・小高町・鹿島町が一緒になったのだそうで、正直、震災まで知りませんでした。
 南相馬市?なんやそれ?な感じ。
 その中心にある原ノ町駅に行ってみたら。
 
 いました!
 あの日からここでずっとジッとしてるの。
 走らせてあげたいよ、もう一度
 
 また来るからね、とスーパーひたちさんに別れを告げ、6号をさらに北上します。
 
 ホントなら田んぼになっていたのだと思いますが。
 途中、常磐線が併走。
 近くの踏切が鳴ったので、用もないのに曲がります。
 
 電車キターッ!
 今は原ノ町-相馬間で電車が走っています。
 この車輌は、昨年12月に郡山車輌区から陸送されてきました。
 わずか4駅、20km程ですが、みんなの大事な交通機関。
 いいぞ、JR東日本!
 というわけで、逸れてしまった6号に戻ります。
 
 感応式の信号でしたが、感知したよ!と表示されます。
 やるな、福島。

 さらに。
 道の駅相馬にも寄ってみました。
 
 相馬の町のあちこちに貼ってありました。
 
 今月末の開催。
 一昨年までは、常磐線を臨時列車が走っていましたが、今年は福島まで臨時列車が走って、そこから山越えバス移送らしいです。
 はよ鉄道通したれや

 というわけで、当然相馬駅に寄ってみます。
 
 着いた時、ちょうど代行バスが出るところでした。
 
 上り原ノ町行きは電車、下り亘理行きは代行バス。
 早く、元通り電車を通してあげたいよ。
 
 こんなお知らせも早く無くなるといいのに。

 原発から数十キロしか離れていない町では、みんな一生懸命、今までと同じ生活を続けていました。
 それなのに、二百キロも離れた東京で、声を荒げてみんな一体何をしているんだろう、と思ってしまったよ。
 ここでちゃんと生活している人達を援助することの方が、大事なんじゃないだろか
 そんな事を考えながら、中通りへ戻ります。
コメント
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