久しぶりに出社したら、職場がいきなり春真っ盛りでしたー
なんかちょっとウラシマタロー状態
というわけで、土曜日の話に戻ります。
正確には金曜の夜から始まりますが。
昨年も行った、JTBのボランティアサポートツアー、唐桑漁業支援に行ってきました
金曜は久しぶりに定時ダッシュで、盛岡最終のやまびこ59号さんに乗ります。
夜はなんだかすっかりおなじみになった一関に宿泊。
土曜の朝、気仙沼に向けて出発です。
岩手県交通さんのバスがすでに懐かしー状態になってます。
ある意味ほったらかしツアーなので、唐桑までの約一時間半、寝ます。
しかし、気仙沼までの道は、何度も通った道なので、なんとなく良い頃合いで目が覚めます。
45号線に入って、唐桑の方へ下りていきます。
しかし。
相変わらず、こんなだし。
こんなだし。
ここも草が生えてきれいだけど、きっと家があったりしたんだよね。
もう想像するしかありません。
さてさて。
今日の作業場はこちら。
唐桑の鮪立という所にある、宮城県漁業協同組合唐桑支所のかき・ほたて共同作業場。
隣には牡蠣小屋もありました。
こっちで食べられるらしい。
じゃなくて
漁業支援、という予定でしたが、今年は唐桑もまれに見る大雪で、倉庫として使っていたテントが雪の重みでつぶれてしまったとのこと。
で、急遽、力仕事班が結成され、壊れたテントの撤去作業を行うことに。
ついでに跡地にピザ釜を作るとか。
一方、牡蠣班は、今年の秋に食べ頃になる牡蠣を、ロープに付けられた紐に通すお手伝い。
こんな感じで。
できあがった牡蠣ロープは一本ずつかごに入れます。
みんなでやると、さくさく進みます。
牡蠣が無くなると、海に浮かぶ牡蠣小屋?に取りに行きます。
中ではおとうさんが牡蠣に穴を空けてくれています。
全て手作業。
紐を通されるのを待っている牡蠣達。
ホント、きれいな水です。
青というより緑色に近いのは、山の栄養分が流れ込んでいるからだそうです。
これを65歳のおとうさんが、軽々と片手で海から引き上げるのです。
かっこええ~
さて、昼です。
やはり振る舞われてしまいました
牡蠣のお吸い物(激美味っ!)とワカメの和え物(しゃきしゃき)と、ひじきの煮物(美味)。
ぷくっとふっくらとした牡蠣、今まで食べてた牡蠣は何牡蠣だったの?というほど美味。
満足
午後はまず船に乗って筏を見に行きます。
その前に、午前中に紐に通した牡蠣軍団を。
船に積んで出発です。
何も目印の無い海上ですが、ちゃんと航路が決まっていて、見えない道を行きます。
この浮きの下には牡蠣がいっぱいいるに違いない。
ここは筏でなく、ロープに吊しているそうです。
着いた先で、午前中作った牡蠣軍団を海に戻します。
ロープの長さは9m、深水は30mもあるそうで、せっかく育てた牡蠣がスルッと落ちて行きやしないかドキドキです。
大きくなれよー
牡蠣はこんな感じでまばらにして海に戻します。
栄養がまんべんなく行き渡って、身が殻の中ぎっしりになるそうです。
こんな感じ。
筏の数は震災前の6分の1ほどになってしまったようですが、海が空いた分、栄養が行き渡るようになって質が良くなったそうです。
ケガの功名といいますか。
海の中に、半年くらい放っておくと、牡蠣どこ?なくらい色んなモノがくっついてしまうそうです。
これを、60℃のお湯に20秒浸けると、要らんもんはみんな死に絶え、牡蠣だけになるそうです。
牡蠣殻、堅いのは伊達じゃないのね、熱湯まで凌ぐ。
海に置いておけば良い訳じゃないんですね。思いの外手が掛かってる。
写真は今回お世話になった鈴木さん。
そりゃあピザ釜作る暇もないですわ。
こちら、実は、沈みかけてる筏。
牡蠣だけでなく、余計なモノがいっぱいくっついてしまった重みで沈みかけているとのこと。
思うように出荷ができないため、こんな状態になってしまっているのだとか。
正常な筏はこんな感じ。
左側のように浮きも海上に出ています。
筏本体の寿命は、杉の木製で5年ほど、竹製で3年、樹脂製は津波が来なければ半永久的だそうです。
が、高価なのと、滑りやすく作業性はイマイチっぽい。善し悪しね。
こちらはホタテ。
やっぱり色んなモノがくっついちゃってます。
ホタテはただいま出荷停止中。
普通は海底にいるホタテ、このように吊されているのがストレスで、寿命が短くなってしまうそうです。
早く食べてあげないと死んじゃうよ、もったいなーっ!
海の中はすっかり復旧していますが、陸はまだまだです。
自然は柔軟で、理にかなってるな。
人間はまだまだ自然から学ばなければならないことがたくさんあります。
がんばれ、人!
30分ほどで戻ってきました。
このあと、午前中の続きの作業に戻りますが、いろいろ見た後なので、牡蠣に対する想いが違いますね。
入れ違いに、ピザ釜を作り終えた力仕事班が船に乗って出かけていきました。
ふと見ると周辺は、まだまだとっちらかってます。
新旧入り交じった防波堤。
できるとこから、やっつける。仕方ないのです。
ここは3時に出発!予定ですが、力仕事班が帰ってきません
日なたに置かれた牡蠣軍団。
午前中は乾いちゃうよー?と心配してましたが、60℃の熱湯で無事ならば、多少の乾燥にも強いはず。
ようやく戻ってきた力仕事班。
では、撤収に入ります。
最後に、力仕事班が作り上げたピザ釜を見に行きました。
4月の感謝祭でデビューだそうです。
食材は提供するから、好きなだけ牡蠣や帆立をのっけてけピザ焼いて、とのことです。
この前で集合写真撮って、気仙沼市街へ向かいます。
唐桑の皆さん、ありがとうございました
さて、この先も見知った道です。
鹿折にある復興マルシェ。
ここも間もなくかさ上げのために無くなるそうです。
この道、知ってる人は知っている。
今まで通っていたのは右側の方。
かさ上げのために、左側の迂回路ができています。
共栄丸がいたのは、写真のちょうど中央辺りかな。
進むかさ上げ。
それにしても、来る度に停泊している船が増えているような気がします。。
賑わっているのは良いことです。
この辺りは進んでいる方ですかね。
でも岸壁も、こんなに上げるんですね。
こんだけ沈んだって事よね。
この後は気仙沼ホテルでお風呂タイム。
ぎりぎりまで作業してたので入浴も大忙しです。
周辺を探検する時間もありませんでしたが。
ホテルから見えるここ。
以前ゆきえちゃんと行ったシャーク・ミュージアム&市場。
直してる?直してるね?
ホテルの皆さんに見送られて一路、一関へ。
こちらこそお世話になりました。
何度か来た気仙沼横町。
ここもかさ上げのため閉店するはずが予定が立っていないようで。
紫商店街の周辺は相変わらずです。
ここもかさ上げ待ちでしょうか。
帰りのバスはお休みタイム。
気仙沼からの帰りは、いつも飛行機雲がきれいに見える印象が。
この日も幾筋も見られました。
また、見に来よう
なんかちょっとウラシマタロー状態
というわけで、土曜日の話に戻ります。
正確には金曜の夜から始まりますが。
昨年も行った、JTBのボランティアサポートツアー、唐桑漁業支援に行ってきました
金曜は久しぶりに定時ダッシュで、盛岡最終のやまびこ59号さんに乗ります。
夜はなんだかすっかりおなじみになった一関に宿泊。
土曜の朝、気仙沼に向けて出発です。
岩手県交通さんのバスがすでに懐かしー状態になってます。
ある意味ほったらかしツアーなので、唐桑までの約一時間半、寝ます。
しかし、気仙沼までの道は、何度も通った道なので、なんとなく良い頃合いで目が覚めます。
45号線に入って、唐桑の方へ下りていきます。
しかし。
相変わらず、こんなだし。
こんなだし。
ここも草が生えてきれいだけど、きっと家があったりしたんだよね。
もう想像するしかありません。
さてさて。
今日の作業場はこちら。
唐桑の鮪立という所にある、宮城県漁業協同組合唐桑支所のかき・ほたて共同作業場。
隣には牡蠣小屋もありました。
こっちで食べられるらしい。
じゃなくて
漁業支援、という予定でしたが、今年は唐桑もまれに見る大雪で、倉庫として使っていたテントが雪の重みでつぶれてしまったとのこと。
で、急遽、力仕事班が結成され、壊れたテントの撤去作業を行うことに。
ついでに跡地にピザ釜を作るとか。
一方、牡蠣班は、今年の秋に食べ頃になる牡蠣を、ロープに付けられた紐に通すお手伝い。
こんな感じで。
できあがった牡蠣ロープは一本ずつかごに入れます。
みんなでやると、さくさく進みます。
牡蠣が無くなると、海に浮かぶ牡蠣小屋?に取りに行きます。
中ではおとうさんが牡蠣に穴を空けてくれています。
全て手作業。
紐を通されるのを待っている牡蠣達。
ホント、きれいな水です。
青というより緑色に近いのは、山の栄養分が流れ込んでいるからだそうです。
これを65歳のおとうさんが、軽々と片手で海から引き上げるのです。
かっこええ~
さて、昼です。
やはり振る舞われてしまいました
牡蠣のお吸い物(激美味っ!)とワカメの和え物(しゃきしゃき)と、ひじきの煮物(美味)。
ぷくっとふっくらとした牡蠣、今まで食べてた牡蠣は何牡蠣だったの?というほど美味。
満足
午後はまず船に乗って筏を見に行きます。
その前に、午前中に紐に通した牡蠣軍団を。
船に積んで出発です。
何も目印の無い海上ですが、ちゃんと航路が決まっていて、見えない道を行きます。
この浮きの下には牡蠣がいっぱいいるに違いない。
ここは筏でなく、ロープに吊しているそうです。
着いた先で、午前中作った牡蠣軍団を海に戻します。
ロープの長さは9m、深水は30mもあるそうで、せっかく育てた牡蠣がスルッと落ちて行きやしないかドキドキです。
大きくなれよー
牡蠣はこんな感じでまばらにして海に戻します。
栄養がまんべんなく行き渡って、身が殻の中ぎっしりになるそうです。
こんな感じ。
筏の数は震災前の6分の1ほどになってしまったようですが、海が空いた分、栄養が行き渡るようになって質が良くなったそうです。
ケガの功名といいますか。
海の中に、半年くらい放っておくと、牡蠣どこ?なくらい色んなモノがくっついてしまうそうです。
これを、60℃のお湯に20秒浸けると、要らんもんはみんな死に絶え、牡蠣だけになるそうです。
牡蠣殻、堅いのは伊達じゃないのね、熱湯まで凌ぐ。
海に置いておけば良い訳じゃないんですね。思いの外手が掛かってる。
写真は今回お世話になった鈴木さん。
そりゃあピザ釜作る暇もないですわ。
こちら、実は、沈みかけてる筏。
牡蠣だけでなく、余計なモノがいっぱいくっついてしまった重みで沈みかけているとのこと。
思うように出荷ができないため、こんな状態になってしまっているのだとか。
正常な筏はこんな感じ。
左側のように浮きも海上に出ています。
筏本体の寿命は、杉の木製で5年ほど、竹製で3年、樹脂製は津波が来なければ半永久的だそうです。
が、高価なのと、滑りやすく作業性はイマイチっぽい。善し悪しね。
こちらはホタテ。
やっぱり色んなモノがくっついちゃってます。
ホタテはただいま出荷停止中。
普通は海底にいるホタテ、このように吊されているのがストレスで、寿命が短くなってしまうそうです。
早く食べてあげないと死んじゃうよ、もったいなーっ!
海の中はすっかり復旧していますが、陸はまだまだです。
自然は柔軟で、理にかなってるな。
人間はまだまだ自然から学ばなければならないことがたくさんあります。
がんばれ、人!
30分ほどで戻ってきました。
このあと、午前中の続きの作業に戻りますが、いろいろ見た後なので、牡蠣に対する想いが違いますね。
入れ違いに、ピザ釜を作り終えた力仕事班が船に乗って出かけていきました。
ふと見ると周辺は、まだまだとっちらかってます。
新旧入り交じった防波堤。
できるとこから、やっつける。仕方ないのです。
ここは3時に出発!予定ですが、力仕事班が帰ってきません
日なたに置かれた牡蠣軍団。
午前中は乾いちゃうよー?と心配してましたが、60℃の熱湯で無事ならば、多少の乾燥にも強いはず。
ようやく戻ってきた力仕事班。
では、撤収に入ります。
最後に、力仕事班が作り上げたピザ釜を見に行きました。
4月の感謝祭でデビューだそうです。
食材は提供するから、好きなだけ牡蠣や帆立をのっけてけピザ焼いて、とのことです。
この前で集合写真撮って、気仙沼市街へ向かいます。
唐桑の皆さん、ありがとうございました
さて、この先も見知った道です。
鹿折にある復興マルシェ。
ここも間もなくかさ上げのために無くなるそうです。
この道、知ってる人は知っている。
今まで通っていたのは右側の方。
かさ上げのために、左側の迂回路ができています。
共栄丸がいたのは、写真のちょうど中央辺りかな。
進むかさ上げ。
それにしても、来る度に停泊している船が増えているような気がします。。
賑わっているのは良いことです。
この辺りは進んでいる方ですかね。
でも岸壁も、こんなに上げるんですね。
こんだけ沈んだって事よね。
この後は気仙沼ホテルでお風呂タイム。
ぎりぎりまで作業してたので入浴も大忙しです。
周辺を探検する時間もありませんでしたが。
ホテルから見えるここ。
以前ゆきえちゃんと行ったシャーク・ミュージアム&市場。
直してる?直してるね?
ホテルの皆さんに見送られて一路、一関へ。
こちらこそお世話になりました。
何度か来た気仙沼横町。
ここもかさ上げのため閉店するはずが予定が立っていないようで。
紫商店街の周辺は相変わらずです。
ここもかさ上げ待ちでしょうか。
帰りのバスはお休みタイム。
気仙沼からの帰りは、いつも飛行機雲がきれいに見える印象が。
この日も幾筋も見られました。
また、見に来よう