田舎に帰ってくる前に、染色の材料を宅急便で送っていた。
もちろん、田舎で染色をするために送ったのだが、
田舎に帰ってきたら、思いがけない寒さに、
私のやる気は、情けなく萎んでしまっていた。
炬燵の中で過ごしてしまった1週間
後1週間すると自宅に帰るのに、どうするの、この宅急便
少し暖かい日が続いて、私のやる気にも火が付いた。
火が付いたら燃えるのは早い!
無駄に過ごした時間を取り戻すため、一気に染めた。
庵治んこ染のカードケースが9個出来た。
今回は柿渋無しで仕上げた。
庵治石の粉に顔料を混ぜ、好みの色を何色か作り、
刷毛で色を差していくと、砂の細かい粒子が幾色にも重なり点描のようになる。
もう一つは、柿渋染めで手帳とバックの布を染めた。
今回は、柿渋糊を厚く塗って、ヒビ割れを多く作ってみた。
思っていた通り、爬虫類の皮のように出来上がった。
どちらも、今、私が気に入って制作している技法です。
どちらがお気に入りですか?
ご意見をお聞かせ頂ければ、嬉しいです。
もしどこかで、私の作品に出合う機会が有ったら、
手に取って、見ていただきたいですね。