きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

今年最初の100円映画

2018-01-24 17:53:54 | 映画
先週の水曜日、
大雨で観に行かれなかった映画“青い山脈”が、
今日、違う場所で上映されている。

寒いから、どうしよう?…と迷っていたが、
お天気も良いので、出掛けた。

早々に大失敗!

いつも行くところは、13時半からの上映だったので、
確認もせずに、13時に家を出たら、

ここは、13時からの上映で、
会場に着いた時は、すでに映画が始まっていた。

暗い会場に、そ〜っと入り、
そ〜っと100円を渡し、飴を2個もらって、
そ〜っと一番後ろの椅子に座った。

“青い山脈”は、
石坂洋次郎の小説を映画化したもので、
1949年、1957年、1963年、1975年、1988年
の5回映画化されている。

今回は、1963年に製作された映画


なんと、55年前

出演されている俳優さんも、名前は知っているが、
びっくりするほど、みんな若い

主演の吉永小百合さんも、浜田光夫さんも、高橋英樹さんも、
採れたての野菜のように、素朴でフレッシュ…


55年前は、私はまだ中学生

吉永小百合さんや、浜田光夫さんのような、
少しお姉さん、お兄さんの恋愛を、
目を星のように輝かせて、憧れていた田舎娘だった

この小説が書かれた時代は、今のように男女の恋愛を大っぴらにする事など
考えられない時代で、
若い男女が一緒に歩くだけで、不純だとか、恥じるべき事と、
言われていた時代、

そんな封建的な伝統を重んじる女子校に、
転校して来た新子(吉永小百合)に起きた、
偽りのラブレター事件が大騒動になり、

封建的な考えを持つ先生や生徒たちと、

生徒達の嫌がらせも、物とはせず、強く立ち向かう新子と、
そんな新子をかばう島崎先生(芦川いずみ)…との戦い…


映画は、どこを観ても、昭和初期、
昭和育ちの私には、懐かしい…と言えば、そうだが、
少々、まどろこしい…


今、平成が終わろうとしている時代だよ。
この映画のテーマは、古臭い!

若い二人の恋愛は、明るく、溌剌としたものであって欲しい。

映画の中で、若い女子高生の新子が『接吻』と言うセリフがあるが、
苦笑いだね。

『接吻』…???
今年70歳になる私でも、使った事ないわ

映画の中で、有名な箇所
「変しい変しい、私の変人」ラブレターの文章
「恋しい恋しい、私の恋人」と書くべきところを、間違ったと言う事なのだが…

いま、こんな文章を書く女子高生は、居ないよね

ただ、吉永小百合さんの生き生きとした演技には救われる。

それに、吉永小百合さんのポッチャリ体型も
いま、痩せすぎの女優さんが多いから、

自然体のポッチャリも、可愛いと思ったよ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする