きのねの本音

染色や木彫り そして気の合う仲間たち
大好きなものに囲まれ シニアライフを楽しんでいます
時には 愚痴や本音もポロリ

八角小物入れ、塗り

2019-09-08 08:59:19 | 木彫り
蒸し暑い!
今日の気温は36.2度

体感温度は41度

真夏でも、珍しいくらいの高温。

台風の影響か?

息をするだけで、
私の体力は消耗してしまう…

ピロン♪…と、
スマホが、熱中症注意を知らせる。

年寄りは、
冷房の部屋で、大人しくしていなさい…って事か?


昨日、八角小物入れの塗りが完成し、
やっと送れる準備ができた。



持ち手のドングリが可愛いね😍


彫りの終わった小物入れは、
240番のサンドペーパーで、丁寧に磨く。

磨くと言うより…
サンドペーパーは、木彫りの最後の彫刻刀と、
言われているので、
丁寧に、時間をかける。


サンドペーパー掛けが終わったら、
いよいよ塗りの工程に…

作品によって、
塗りも、色々変わってくるが…

今回は、オリーブが混じったような焦げ茶に、
仕上げたい…

配合は、
黄との粉…30g ➕ 黒アーバン粉…20g を、
熱湯…100ccで、溶かす。

よく混ぜ、10分放置する。
(との粉を馴染ませる)

膠…10cc
ポアスティン、ブラックオリーブ…30ccを、
との粉に加えて混ぜる。

ポタージュスープ位の濃度になれば良い。

これを、刷毛で塗る。
彫りの隙間や溝に、塗り残しがないように、
擦り込むように塗る。

半乾きの状態で、ブラシで擦り込み、

表面のとの粉を、布で拭き取る。

2回目のとの粉を塗る。

同じように、擦り込み、
ブラシで、彫りのキワや溝の、との粉を取り除く。
表面が、乾いたら、
布で表面の埃を拭き、
(この時、取り残しのとの粉は、楊枝で取っておく)
艶が出るまで磨く。

ここの作業も、大事で、
との粉を綺麗の取り除くと、
仕上げのニスも、綺麗に塗れる。



ニス塗り

透明ニス、ツヤ消しニス、薄め液は、
1:1:1…に配合する。

ニスを刷毛で塗り、

夏場は3時間以上、
冬場は一晩置いて、2回目を塗る。






最後に、布で木彫オイルを塗りこむと、
ニスとは違う、柔らかな照りになり、

後々の手入れも、
布で乾拭きするだけで、
綺麗な照りが出るので、
私は最後の仕上げとして、よく使う。


以上、八角小物入れの完成です。

















コメント
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