あきまさブログ

日々平安なれ

葦の髄から天井覗く

2011-07-16 | 日記
阿川弘之「天皇さんの涙 葦の髄から・完」読了。
文芸春秋の随筆欄のトップに書いていたもので、昨九月に完結するまでの三年分をまとめたもの。
佐和子さんのエッセイを読むようになったが、しばしばカンシャク親父として出てくるだけでその作品を読む機会がなかったが、今回初めて読む機会を得た。
そうか、文化勲章を受章しているんだ。
軍隊は海軍なんだ。
東大出身だ。
書かれているときでも、もう88才であった。
今は91才。
暮らしの中で日々感じられることを書かれている。
表題としているエッセイが心に残る。
昭和天皇の一人の人間としてのこころが垣間見えるエピソードを紹介されている。
他に「葦の髄から」をまとめたものは三冊上梓されている。
また機会あるときに読むべき本が増えた。

ハンゲームは最近は観戦するだけ。
すごい人がいる。
Rさん、女性の九段。
3500戦して2400勝1100敗、勝率は70%近い(数字は大雑把に書いています)。
しかも九段になってからがほとんどの対戦。
九段になるまでが130戦120勝、ほとんど負けないで九段に昇段したということ。
私は六段になっての勝率は60%だから、R九段が本当に強い人だと感じる。
他に七段八段でも、どうやって昇段したんだろう、と首をひねらざるを得ない人が多いのにこの人は棋譜を見ていても強い。
しかし、集中して対局したときがあったんだろうなあ。
一日五局対局したとしても延べ700日、二年以上掛かっているのは間違いない。
碁席が近くにない人にはネットでの対局は便利に違いない。

今日の写真は6月22日の大野山での写真。
山道。


山道。


山道。


カマキリの卵が産み付けられていました。


頂上からの富士山。