あきまさブログ

日々平安なれ

金糸梅

2013-06-08 | 日記
久し振りに幽玄の間で対局しました。
土日は人も多いから対局するなら土日かと思いました。
互先にて楽勝。
白番で盤面10目勝ち。
時間もないから細かい計算はしていないけれど、投げてくれないかなあ、と思っていた。
6月は幸先よし。

東野圭吾「同級生」読了。
これは東野さんのガリレオでも加賀刑事のシリーズではないけれど、図書館で開架に在庫されていたから借りたもの。
取っつきはすこぶる悪し。
女子高校生が交通事故死したが妊娠していた、
同級生が父親だと名乗りを上げて周囲の非難顰蹙にあう。
そういう不幸なことを小説の中でも直視することを嫌がるようになった気がする。
何度も読むのを中断した。
次は教師の他殺事件。
女子高生の妊娠を追及していたため、交通事故の一因と責める生徒も多かった。
93年の作品だから東野さん35才のもののようだ。
相変わらぬ緻密な筋立て。
途中からは一気に読んだ。

最後にあとがきがあるのが珍しい。
東野さんは、先生が偉そうにしていたのが大嫌いだったと書いている。
尊敬できる部分などひとつもないのに、自分達が立派な人間と錯覚しているのだ。
と書いている。
この辺は私とは意見が真反対だ。
私は、ひとつでも他人より優れた点があれば尊敬すべきと思っているから。
たとえ、先生でも、職人でも、自分より優れている点を持っている人は立派だと尊敬する。

金糸梅