あきまさブログ

日々平安なれ

かぎろひとは

2015-03-14 | 日記
今日は曇り。

久しぶりに新橋方面へ。
今年に入って何度目か、ちょっとご無沙汰しています。
今日は2レースやってみました。
2レースとも当たりました。
そう、皆が当たると思って買うレースを私も買いますから配当は低い。
電車賃が出たから良しとすべしでしょう。

虎ノ門ヒルズも曇りです。

沢野ひとし「山の帰り道」読了。
そう沢野さんは挿絵画家ですね。
あの下手な絵ですね。
私にも描けそうな気がするような絵です。
私は下手でもう何十年も絵を描いていませんから、実際にはとても描けませんけどね。
今回あの椎名誠さんと高校同級生だったと知りました。
それで挿絵を描いているんですね。
今回は山に関するエッセイを集めたものです。
沢野さんは若いころと言いますか、少年時代から山歩きをしていた。
しかし、生活面では真面目じゃないんです。
高校時代も出席日数不足で落第しそうだと書いています。
登校拒否じゃなくて、サボってぶらつくのが好きなんです。
千葉にいたようで養老渓谷の話が出ています。
大学は落第して中退したようです。
上高地の話では、昔、高村幸太郎がいた宿に智恵子さんが訪れたことも書いています。
しかし、宿代はどうしたんだろうと下世話な心配をしています。

万葉集の柿本人麻呂の歌について書かれています。
『ひんがしの野にかぎろひの立つ見えて返り見すれば月傾きぬ』
私は今まで、この『かぎろひ』は『かげろう』だと思っていました。
違うんですね。
厳冬のよく晴れた明け方、日の出直前に地平線に赤みを帯びてチロチロゆれる最初の光のことだそうです。
昔の歌の詞は知らないことが多いです。
最近の歌でも『あかとんぼ』。
一節の『おわれてみたのは・・・』は『追われて』じゃなくて『負われて』なんですね。
小さいときは何も考えていなかったですね。
ということで、役に立った部分もあります。
酔っぱらって沈没してしまう話も多くありました。

近所の梅。

沈丁花。