あきまさブログ

日々平安なれ

桜の花とヒヨドリ

2015-03-24 | 日記
今日は晴れ。
しかし、すこぶる寒くてたまりません。
少し暖かい日があったから寒さが厳しく感じられます。

今日は在宅。

柚木裕子「蟻の菜園 アントガーデン」読了。
この方の著書を全部読んでみようと思って借りて来ています。
婚活サイトを利用した連続不審死事件で逮捕された容疑者、円藤冬香。
しかし、冬香には完璧なアリバイがあり共犯者も見当たらない。
並外れた美貌を持つ冬香の人生と犯行動機に興味を抱いた週刊誌ライターの由美は、大手メディアを向こうに回して事件の真相を追う。
かすかな手掛かりを頼りに彼女の過去を追い千葉から東尋坊へ。
と扉に書いてありましたから、ちょっと楽しました。

柚木さんは検事モノ弁護士モノが素晴らしいと思って読み始めたんです。
推理だけでなく人情も加味されている。
ところが柚木さんはもうひとつのモノを書いている。
無戸籍者のこと。
この作品もそうであるが、とても厳しい辛い話になる。
そんなのは好きな話じゃないのだが、この作者に興味があるから読んでしまった。
時間は掛かった。

益田ミリ「女という生きもの」読了。
マンガは少なくエッセイが主体となっている、と言ってよいだろうか。
柚木さんの本で世の中の厳しい面、人間のいやらしさを読んでいたから、息抜きに本書をつまみ食い的に読んでいた。
例えば、
『女に友情はあるか?』
『アホか、そりゃあ、あるやろ』
一言です。

仕事の打ち合わせで編集者に会う前に時々チョコレートを買います。
そして男性編集者に渡しますと、
編集者に『オレに気があるんじゃねーの』と思われる可能性もありますが、
そんなことは知ったことじゃない。
チョコレート屋さんで、これから男に会いに行く、とほのめかす瞬間を楽しんでいるだけですから。

ということで、
女というより人間という生きものの『ある側面』を赤裸々に書いている本です。
面白かった。

昨日の牧野記念庭園の入り口です。


近付いて。

もっと。



角度を変えて。

帰るときにヒヨドリがいました。

花の蜜を吸っています。




大寒桜でした。