葦の髄から天井覗く

阿川弘之「天皇さんの涙　葦の髄から・完」読了。
文芸春秋の随筆欄のトップに書いていたもので、昨九月に完結するまでの三年分をまとめたもの。
佐和子さんのエッセイを読むようになったが、しばしばカンシャク親父として出てくるだけでその作品を読む機会がなかったが、今回初めて読む機会を得た。
そうか、文化勲章を受章しているんだ。
軍隊は海軍なんだ。
東大出身だ。
書かれているときでも、もう８８才であった。
今は９１才。
暮らしの中で日々感じられることを書かれている。
表題としているエッセイが心に残る。
昭和天皇の一人の人間としてのこころが垣間見えるエピソードを紹介されている。
他に「葦の髄から」をまとめたものは三冊上梓されている。
また機会あるときに読むべき本が増えた。

ハンゲームは最近は観戦するだけ。
すごい人がいる。
Ｒさん、女性の九段。
３５００戦して２４００勝１１００敗、勝率は７０％近い（数字は大雑把に書いています）。
しかも九段になってからがほとんどの対戦。
九段になるまでが１３０戦１２０勝、ほとんど負けないで九段に昇段したということ。
私は六段になっての勝率は６０％だから、Ｒ九段が本当に強い人だと感じる。
他に七段八段でも、どうやって昇段したんだろう、と首をひねらざるを得ない人が多いのにこの人は棋譜を見ていても強い。
しかし、集中して対局したときがあったんだろうなあ。
一日五局対局したとしても延べ７００日、二年以上掛かっているのは間違いない。
碁席が近くにない人にはネットでの対局は便利に違いない。

今日の写真は６月２２日の大野山での写真。
山道。


山道。


山道。


カマキリの卵が産み付けられていました。


頂上からの富士山。

△だデンキ

先日、吉祥寺の△だデンキでデジカメを買いましたら、先着○○万名さんに１５日からグラスプレゼントとの案内が届きました。
それなら髭剃りも買わなきゃいけないし、ポイントを使うのに丁度良いと思って、プレゼント開始の今日に新宿の店にお出掛け。
１０時開店かと思ったら１０時半開店。
仕方ないから近くのドトールでお茶。
１０時半を少し過ぎて着くように茶店を出てすぐに到着。

入ったところに居た店員さんにプレゼント品をどこで渡しているか聞くと不明瞭。
無線でどこかに聞いてくれるがつながりが悪いらしく待って待ってください、と繰り返す。
近くに居たフロア長の名札の人に聞くと、もう済んだ、とのこと。
おいおい一二分過ぎたところで入ったのに済んだとは納得できないよ、と聞く。
どこかに無線で聞いて、在庫を持ってきますから待ってください。
待ちます、待ちます、折角来たんだから。

フロア長いわく、実は新宿では先週配ったとのこと。
そう吉祥寺で買い物したばかりだから、吉祥寺からの案内だったかもしれない。
しかし、折角来ていただいたからと、フロア長は在庫を確認したそうだ。
来た来た。
おー、鶴太郎の金魚の図案の書かれたグラス。
お礼申し上げる。

地下で髭剃りを購入。
残念ながらポイントを使えないバーゲン品。
この電気屋さんは親切な店員さんが多くて感じが良いと感じた。
また電気製品が入用なときはここに来て買うことにする、そう、ひいきにしよう。

それから山道具屋さんに年会費を払いがてら新しい店舗を見に、サザンタワーの向かい方面に向かう。
昼食は高島屋さんでてんぷらでも食べようかと思ったけれど、今日は刺身定食の気分だから外へ探しに。
結局、近くのビル地下街にて、とりそぼろ丼、７１０円。
なかなか思うように行かない。
まあ暑くて歩き回るのが嫌になるから仕方ない。

山道具屋さんは渋谷店より小さい。
Ｔシャツ、ズボン等、いろいろ目に付くが今日は買わない、また今度。
ここの年会費をポイントで支払って用事は済んだ。

そこから歩いて前の会社のショールームへ。
ほんの五分ほど歩くだけで汗が出るからまたまた茶店へ。
ショールームに旧知の人が居るから呼んでもらって雑談。
すっかりショールームの人間になって営業のことは疎くなっている。
銀座では派遣社員に辞めてもらって十数名で運営しているそうだが、と聞くもよく分かっていない。
もう少し社内事情を聞きたかったが残念。

それから日陰と地下を選んで駅まで。
それでも家の最寄の駅からは自転車でふうふう言いつつ帰宅。
シャワーしてほっと一息。

新宿アルタ。


新宿高島屋。


その右手。


その左手。


月曜の瑠璃玉アザミの隣の「みそはぎ」。


同じく。

サッカーもゴルフも

阿川佐和子「旅の素」読了。
この本の刊行は９９年。
そして、元になったのは「月刊旅行読売」に９６年から連載されたもの。
繰り返しかもしれないが、阿川さんの書くことに私の波長が合うから読みやすい。

例えば、冒頭のエッセイ、ホテルに泊まると石鹸とか歯磨きをもらってくる。
泊まって一度使った石鹸が処分されるのが忍びないから、持ってきてしまう。
使わないでいた櫛やブラシももらってきてしまう。
おかげで家にはたくさんの小さい石鹸とかブラシが置いてある。
一緒だ。

ああいうのは、一流ホテルでも持って行かれるのがアメニティのつもりで置いてあるはず。
日本旅館でも、手ぬぐいは持ち帰られても構わない、という姿勢ですね。
お遍路のとき、民宿では無理ですが旅館で新品のタオルがビニール袋に入れられて出てきたら持ち帰りＯＫです。

阿川さんの本を他のと一緒に借りてくると、他のが後回しになるからよくない。
まあ、そんなに時間が掛からないで読めるから良い、という点もある。
しかし、しょっちゅう旅行している方だ。
これは羨ましい。

なでしこサッカーがスウェーデンに勝って決勝戦に進出を決めた。
朝の三時四時ではとても起きられないからビデオにとっておいた。
朝からテレビはワイドショーでも決勝進出の朗報を取り上げてビデオを見る暇なし。
テレビが点を取るシーンを見せてくれるからこれで結構。
決勝戦も早朝からだそうだが、どうしたものか。

今は全英オープンゴルフを中継している。
遼君は相変わらず低迷。
尾崎将司を尊敬しているそうだが、外国では全くダメな内弁慶という点をまねしなくても良いのに。
コマーシャルやテレビ番組に出るより、もっと精進して、ゴルフに強くなって欲しいものだ。

マンションの中でのキキョウ。
何だか青みがかっています。




家人の作品。
説明なくても分かりますよね。












しかし、ボタンをはめたり、ファスナーを動かすのはもっと大きくなってからだと思うんだがなあ！

中国料理教室 ワンタン

今朝、軽井沢に避暑に来ている友人から「ブログ見ているよー」ってメールが来ました。
うれしいですねー。
しかし、軽井沢でも日中は２９度になるんだ。
そういえば、以前アウトレットモールに行ったときも暑かったときだった。
さすがに朝晩はとても涼しいみたい。
今はホタルが出るんだって。
ホタルなんてもう大分長い間見ていない。
一度お邪魔したいものだ。

昼から久しぶりの中国料理教室。
他の教室の案内が区報に載らないから行きたくてもこれだけになってしまった。
パンは未だオーブンを買っていないから教室参加はお休み中だし・・・。

今日はワンタン。
えー、一品しかやらないのー、って感じ。
四人で一グループ。
おばさんが、また一緒になりましたね、って、こちらも、よろしくお願いします、って。
強力粉４００ｇ、豚挽き肉３００ｇ、長ねぎ二本、生姜、他に三つ葉と干し桜海老少々。いずれも四人分。
皮を作るのに粉を練りますが、練って練って３０分寝かせます。


寝かしている間に具を作ります。
ねぎとしょうがはみじん切り。


微塵にするやり方が中国は違います。
１０ｃｍくらいの筒切りにしたのをたてに切ってから微塵にします。
今までの和食の先生は、長いねぎの長いほうに数本包丁を入れて、小口から微塵にします。
出来上がりは一緒としても、今日の微塵はしつこいという位、微塵にしました。
ショウガも微塵にして一緒にひき肉に入れて、卵一個とサラダ油を適宜、塩と醤油も適宜、それをかき混ぜて具の完成。
しかし、具のかき混ぜ方は一方向にすること！
方向を途中で逆に混ぜると不味くなるそうです。

寝かせておいた練った粉をこねて延ばします。

これが重労働。
先生は楽そうにするけれど大変な重労働。
我々は１／４にして自分の分程度を扱うのだけれど大変。

しかし練って延ばしてを繰り返すほどに滑々（すべすべ）の肌触りになってきます。
こうなると食べたときにツルンとした喉越しになるわけです。
何せ、汗がポタンと落ちるくらいです。
それが終わって１ｍｍ程の厚みまで延ばしたら１０ｃｍ角くらいの角に切ります。


なーに、三角になっても構いません。
それで具を包みます。
具は少ししか載りません。


先生は包み方も上手。
これを熱湯で湯がいて完成。
熱を通すのに、ビックリ水を二回差すくらいの感じ。
食べる器に干しエビをぱらっとまいて、ワンタンを注いで、ごま油少しと三つ葉をパラッ。
美味しかった。
写真を撮り忘れて手をつけた後に気がつきました。

先生はおめでたで、次回からは若先生だって。

日差しの暑い中を帰って「瑠璃玉アザミ」を横目に見てきました。
ちょっと紫の花に開いていました。


開き始めたの。

囲碁の臨時例会

今日はＡさんが欠席。
私も存じ上げている昔の仕事仲間と旅行だそうです。
最初に今日の予定を連絡した方から、折角予定したから参加できる人で集まろうよ、と言われて喜んで出席したものです。
最初に連絡するのが早過ぎたかと、罪滅ぼしの気持ちもあります。
碁席の風景。


Ｋｕ氏と対局。
ビックリした。
強くなった。
序盤で、私の石が切られたため一挙に苦しくなってしまった。
相手の石も苦しい面はあるが、当方はもっと苦しい。
投げようかと思うほどだけれど敵は気付いていない。
下手は白の窮地をよく理解していない、筈だ。
それが置き碁と言うものだ。
しかし、はっきり言って最後まで苦しかった。
最後まで打ってしまったから数えることになる。
私が１目勝ち。
よく勝てたものだ。
ヨセで得をしたことは間違いない。
最初に、ちょっと甘く見すぎたのが間違いだった。

Ｋｗ氏は前回変身したはずなのだが、今日は以前と変らないと感じた。
グジュグジュと瑣末なところに関わり過ぎていますね。
もっと全体を見て着手を決めないと・・・。

Ｔｕ氏の変化は少しずつではあるが良くなっている。
本を読むことが主体のようで実戦が足りない。
数を打てば色々なケースに出会えるから強くなれる。
ハンゲームで１８級で始めたら楽勝だろうと思うのに残念。

夕方、Ｍ氏が仕事を終わって来所。
合宿に行く先と時期について皆さんと意見交換。
皆さんには、絶対こうしてくれー、とまでの意見はなさそう。
Ｋｗ氏もＭ氏も仕事の都合は何とかなりそう。

ということで御徒町「祐々」に移動。

ここで、私の口の利き方が厳しいと指摘された。
学生時代にも囲碁の指導が厳しいと言われたことがあり反省。

ママにはいつも以上に数多くのお料理をいただいた。
卵焼き。


鯛かな？カルパッチョ。
手前はとうもろこし。
我が家はとうもろこしを焼かないで蒸すから久しぶりの焼いたの。


枝豆の味付けに茗荷添え。
右は小松菜かな？


しめ鯖ならぬ、しめ秋刀魚。


肉じゃが。


春巻きと、山芋の煮たのと、うなきゅう。


さつま揚げ。
自家製で美味しい。


チラシ寿司。


「祐々」での写真が赤みを帯びているのはフラッシュなしだからでしょうか。
まだカメラに不慣れです。