カッキーYAMA   akihiko tange

手始めに、日常的なことを気の向いたときに載せていくつもり。

6月の青森・温泉への旅

2011-08-06 | 旅行

                          


6月の下旬に青森へ行った。嶽温泉、奥入瀬、酸ケ湯と3泊した。丁度良い所に、前川国男、若き日の菊竹清訓の、あるいは安藤忠雄、レーモンドなどの作品があり、見て歩いた。安藤忠雄はガイドブックなどに世界的建築家の、などと紹介されてはいるが、実際にこの作品を見た印象は、どこか空疎な感じがした。訪れた時は小学生が40人くらいか、円形のいすに座り、先生らしき人から何か説明を聴いたりしていた。元気で賑やかで楽しそうだった。だから建物は有効に使われていたというわけだが、感じたことは前述の通りである。それもかすかに。そこにそれがあるということがデザインなどよりももっと大きなコンセプト上の問題としてどこか間違っているのかもしれないという感じであったかもしれない。後でそう思ったことである。建築も好きにやれるならこの程度誰でもできるだろうと思った。上手く言えないがそんな感じだ。彼自身の定型を踏襲しただけ、とあえて言えばそういう感じだった。「世界の安藤」はここに関しては空疎な偽物かもしれない。ところでその時の旅は温泉が主たる目的である。フォトはかなりの量を撮ったのだが、カメラをふとしたはずみで床に落としてしまい、その拍子にデータが取り出せなくなってしまった。それらのフォトの代わりに、とは全くなるはずもないのだが、建築とは無関係に行ってみたくて行った今や世界遺産となった白神山地で買い求めた酒、そしてマタギ料理を出す嶽温泉で知ったその名も又鬼(マタギ)という名の酒を載せることにした。又鬼は瓶のラベルが渋くて酒を酌み交わした友人にも好評であった。

上記の安藤忠雄設計の建物の名を書くことを忘れていた。「青森公立大学国際芸術センター青森」である。名前まで大仰すぎないか。青森で本当に成り立つのか。ところかまわずの日帰り温泉立地に近いのではないか。銀行とゼネコンが組んだだけの産物なのではないか。確たる地盤はあるのか。何せ地盤から崩れさる地震到来の時代だ。

 




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