山梨、勝沼のぶどうの丘へワインを一瓶仕入れに寄った。
そこからの勝沼の街の夜景。
あたりには家族連れ、学生らしき人たち、カップルなどなど・・・、外国人も宿泊しているようだった。
ワインを楽しみつつということだろう。
今回の信州への旅の締めくくり・・・。
甲州街道を走り、思い付きでサントリー白州蒸留所を見学することに。
見学といっても、のんびりと自然の中でくつろぐことのできるような環境である。
以前にも一度くらいは訪れたことがあるような気がしたが、よくは覚えていない。
ぶらぶらと木立の中を歩いた。
紅葉が綺麗だった。
信州からの帰り、甲州街道を走った。
車窓からの山々の眺め。
甲斐駒ケ岳、摩利支天など。
甲州街道沿いは紅葉見物には丁度良い頃で、
運転しつつ山一杯の自然の色合いを楽しんだ。
高瀬渓谷にはロックフィル式ダムの高瀬ダムがある。
実際に見ると一つの岩が2~3メートルほどもあり、自分のスケール感が狂った感じになった。
これは山を歩いているときに時として感じるものと同じだ。
フォトはそのダムによってできたダム湖。
ダム湖というものを各地で見るとき景観の良いものに出会うことがほとんどない。
中でもこれは、良い方だと思う。
が、
そこで測量などの仕事をしていた人の話では、土砂によってこのダム湖はかなり埋まってきており、
何とかしなければ、という段階に来ているらしい。
埋まりつつあるダム湖が、景観的にはまあ良い方だ、というのは皮肉なことだ。
こんな寒い山奥にまで、測量などの工事をしに来ている人たちがいる。
さすがに厳寒期は工事は避けるらしく、11月いっぱいくらいまでということだった。
湖は独特の色だった。緑に乳色、少し青みがかった・・・。
朝早く行ったので、車のフロントガラスがうっすらと凍り付くくらい気温低く、
空気澄み、歩いていると肺一杯にすがすがしい空気が満ち、気力がわいた。歩きに歩いた。
朝日が昇り、谷間に射し、歩いて身体の中から温まった。
湖の上にそびえる晩秋の山々は頂白く、底冷えするような凄みがあった。
とても登る気になどなれない。
自分が歩いたのは麓の湖に沿った平坦な道だった。