2月の半ばに熱海へ行った時に、来宮神社へ詣でた。
来宮神社は昨年暮れの、ゆく年くる年で取り上げられていて、中学時代の友人がライトアップに携わっているというので、その時間にテレビの前に座って眺めていた。
以前から熱海梅園とともに一度、行ってみたいと思っていたので楽しみだった。
想像以上に立派な神社だったし、境内に訪れる人を楽しませたり和ませたりする建物が適度に設えられていて、巡っていて楽しかった。
大楠のことは実は知らなかった。観てその巨大さに驚いた。これはデカイなぁ!とつぶやきつつ、自然と手は太い幹の木肌を撫でているのだった。以前、東北の白神山地へもいったくらいで、そもそも巨樹が好きなのだ。
ここの大楠は、樹齢2000年以上、国の天然記念物で全国で2位の大きさだという。どうりで立派な訳だ。こんなのが自分の住んでいるところからそれほど遠くはない伊豆にあるなんて思いもよらなかった。
全国2位と言ったけれど、因みに1位は鹿児島県の蒲生の大クスだそうだ。
巨樹が好きな人ならぜひ観に行って
みていいと思う。興味が無いならなんとも言えない・・・。
僕はとても感激して眺めていた。
木の右上によく見ると小さく男性が写っている。木のずっと向こうにいるからだけど、木に乗ったコビトのようにも見える。写真を後で見ていて、コロポックルを連想して楽しんだ。
パワースポットとされているそうだ。
とても豊かな気分になれた。
来宮神社にあるお稲荷さんなのだけど、それとは知らず、木立の中の建物として、ああ、いい感じだなと思った時には、シャッターを切っていた。