お遍路 K 秋ちゃん・・・きのうの晩ごはん、 おやじの田舎家庭料理・・・

素朴でシンプルな健康晩ごはんです。田舎のおやじが、頑張って毎日作っています。

秩父三十四観音霊場巡り 六

2014年12月08日 | 札所巡り

 今日は朝から好天、車で札所二十番岩之上堂へ・・・駐車場に車を止めてタクシーで札所十四番へ・・・

 そこから秩父市街地の観音堂を巡ることに・・・

 札所十四番 長岳山・今宮坊・・・今宮神社と観音堂が明治の神仏分離令と修験道廃止で分離されて今に至る。

 境内は一段高いところにあり樹齢五百年の欅が蔽って静かな札所となっている。

樹齢500年の欅

 境内も手入れが行き届いて観音様が朝日に輝いていた。同じく、藤原時代後期の作と伝えられる飛天像も輝いていた。

今宮坊観音堂・・・

飛天像

 そんな中での朝一番の勤行、気持ちがあらわれる・・・納経所で御朱印をいただき・・・ 

 二人のおばさん(ばあちゃん)に「きをつけていってらっしゃい」と、声をかけられ札所十五番へ…御詠歌・昔より立つとも知らぬ今宮に参る心は浄土なるらん

 

 札所十五番へは商店街や飲み屋街を通って行くのだが、ここで気になる看板を発見・・・

 世界・・・何屋さんだろうと思いのぞくと肉屋(みそ漬けの肉)さんだった。東京のデパートにも卸しているとのこと…

のみや街を通って…

 そこを通り過ぎて飲み屋街へ・・・おばさん二人が立ち話していたので、「世界さんの肉は美味いの」と聞いたら・・・

 帰りに買っていこう・・・ついでに札所はと聞いたら・・・  まっすぐに行けば・・・

 礼を言って向かったが、秩父神社まで行ってしまった。迷ったときは、元の場所まで戻る・・・

 ようやく線路を渡った小高い所にあった。ほんとに真っ直ぐ行けばだった。

線路を渡ってすぐのところ・・・

 札所十五番母巣山・少林寺の本堂は明治の秩父の大火後に漆喰の耐火構造の土蔵作りになっている。天井は千社札が一面に貼られていた。御詠歌・みどり子の母巣の森の福蔵寺ちちもろともにちかひもらすな 

本堂の千社札・・・

 勤行を終え納経所へ向かう途中、数珠忘れていませんかと声をかけられる・・・立派な数珠だ・・・

 自分は持っていることを伝え、礼を言う。なぜ?姿を見て…なるほど、巡礼の姿で巡っているので・・・このあと、もう一度あった。

 ここも老若男女でいっぱいだ。声を出しての勤行はただ一人・・・寂しい・・・御朱印を済ませ納経所の品のいい中年のお姉さんに、「世界の肉はどうですか」と、また聞く。「おいしい肉ですよ」買っていくことに・・・どこに行ってもお土産・・・修行ですよ!

 

 静かな住宅地の路地を通りながら歩いていくと山門が見えてくる。札所十六番無量山・西光寺・・・真言密教の寺院だ。

西光寺山門・・・

 境内の枝垂れ桜も本堂にかかり風情があり満開の時は・・・四国八十八ヶ所の回廊堂もある。御詠歌・西光寺誓いを人に尋ぬればついの住家は西とこそ聞け

 本堂で勤行…後ろでおばあさんが聞いていた。納経所に行くとおばあさんの連れ合いと思われる旦那さんが、本当は勤行後に御朱印を受けるのだが…と言っていた。

本堂・・・

 しかし、御朱印を受けた後、本堂で大きな声で勤行・・・気持ちよく聞かせてもらった。

 納経所でしばし話をする。帰り際、おばさんから(おねえさんか)ビニールのひもで編んだ草鞋をいただく。合掌・・・山門で一礼次の札所へ・・・

もらった草鞋・・・

 

 


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